UiPathとMicrosoft、日本企業のメインフレーム刷新向けに協働開発へ
UiPathは、日本企業におけるメインフレームアプリケーションのモダナイゼーションに向けたソリューションを、Microsoftと協働して開発することを発表しました。Microsoft AzureおよびGitHub Copilotと連携し、テクノロジースタックとユーザー体験のモダナイゼーションを通じて、企業の重要な業務プロセスの迅速化を支援します。自社製品とMicrosoftの技術を統合し、レガシーシステムの評価から移行、テスト検証までを一貫して支える道筋を提供します。
日本企業が直面するメインフレーム運用の課題
銀行、保険、製造、小売、公共部門をはじめとする多くの日本企業では、メインフレームやレガシーなCOBOLアプリケーション上で中核業務が運用されています。日常業務を支える重要な基盤である一方、メインフレームのサポート期間の終了が迫り、COBOL技術者は減少傾向にあります。
さらに、レガシーコードに組み込まれたビジネスルールが、現在導入が進められているクラウドサービスやAIエージェントから活用できない点もリスクとなりつつあります。モダナイゼーションプログラムでは新システムが旧システムと同等に機能することを証明できず、テスト段階で課題に直面するケースが多く見られます。
UiPathは、自社のMaestroおよびTest CloudとGitHub Copilotを統合し、アプリケーションの評価、移行計画、テスト自動化、検証、将来を見据えたプロセスの自動化を網羅する体系的な道筋を提供します。UiPath Platform™との統合を通じて利用できるUiPath Cartographer機能により、例外処理や回避策を含むレガシーシステムの運用知識を抽出し、実装可能な仕様として活用できるようになります。
抽出された運用知識にはGitHub Copilotエージェントがアクセスし、Microsoft Azure上でレガシーアプリケーションを再構築します。UiPath Maestroが各段階と承認をオーケストレーションし、UiPath Test Cloudによってモダナイズされたアプリケーションが置き換え対象のシステムと同等に動作することを実証します。
提供されるソリューションキットの構成
ソフトウェアエンジニアとそのチーム向けに提供されるソリューションキットには、以下の要素が含まれます。
- Microsoft Azure および Microsoft Foundry:最新のアプリケーション向けのクラウド基盤を提供し、拡張性の高いインフラストラクチャ、セキュリティ、AI機能を提供
- GitHub Copilot:レガシーコードを分析し、すべての変更に対して人間による検証を行いながら、最新のアプリケーションとして再構築
- UiPath Maestro:レガシーシステムと最新システムを横断してあらゆる段階と承認をオーケストレーションしながら、モダナイズされた業務をガバナンスの効いたプロセスとして実行
- UiPath Test Cloud:ビジネスルールに基づいてテストケースを構築し、旧システムと新システムを並行してテストすることで、チームは切り替え前に両者の同等性を検証可能
協働に対する両社の見解
Microsoftのグローバル・ソフトウェア・エコシステム担当バイスプレジデントであるSandy Gupta氏は、UiPathの自動化およびテスト機能をMicrosoft FoundryやGitHub Copilotと統合することで、企業が変革プロセス全体にAIを組み込みながら、体系的かつ確実性を持ってモダナイゼーションに取り組めるよう支援できると説明しています。
また、UiPath 株式会社の会長CEOである長谷川 康一は次のように述べています。
「メインフレームのモダナイゼーションは、企業の業務を支えるプロセスがあらゆる段階で確実に機能し続けることをお客様が実証できて初めて成功したと判断されます。そのため、当社のアプローチはテストを中核に据えています。」
本記事はUiPathの発表をもとに作成されました。
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