大正製薬と日本音響研究所が飲料容器の開栓音を比較検証へ
大正製薬株式会社は、日本音響研究所と共同で飲料容器の開栓音に関する実証実験を2026年11月12日に東京都渋谷区の音楽スタジオで実施します。缶や瓶、ペットボトルといったさまざまな飲料容器の開栓音の特性を比較検証する取り組みです。あわせて、気持ちの切り替えを想起させる音域に近い開栓音についても検証を進めるとしています。
開栓音の特性と心理的影響を検証
今回の実証実験は、防音環境下で缶、瓶、ペットボトルなどの飲料容器を開栓し、その音を収音することから始められます。収音した音を分析して各音の音域や特性を割り出すとともに、テストを用いて気持ちの切り替えを想起させる音域が人に与える影響を検証する計画です。なお、缶・瓶・ペットボトル等の飲料容器の開栓音にどのような特性があるかを比較する検証としては、2026年7月時点の大正製薬調べによる取り組みとなります。検証結果については、まとまり次第公表される予定です。
実験における役割分担として、日本音響研究所が全体設計および検証方法の検討と実施を担い、大正製薬は製品提供およびサポートを担当します。提供製品には指定医薬部外品のリポビタンDが含まれます。
実証実験に至った背景と調査結果
大正製薬が実施した調査では、何かを始める時に「昔の自分と比べて気持ちを切り替えることが難しくなったと感じる」と回答した人が約76%に上りました。気持ちの切り替えができなくなった原因としては「スマートフォン利用」が約38%で最も多く、次いで「動画視聴」が約28%、「SNS利用」が約27%と続いています。こうした実態を踏まえ、同社は気持ちの切り替えを想起させる音域を検証し、今後の研究活動に活かしていく方針です。
一方、日本音響研究所はこれまで声紋分析や音響分析など多様な音の研究を手がけてきましたが、今回新たに飲料の開栓音に着目しました。専門機関としての知見を深め、今後の研究活動に活かすことを目的としています。

実証実験と調査の概要
実証実験および事前調査の概要は以下の通りです。
実証実験の概要
- 実施日:2026年11月12日(木)
- 場所:東京都渋谷区の音楽スタジオ
- 提供製品:リポビタンD(製品区分:指定医薬部外品、効果・効能:疲労の回復・予防、集中力の維持・改善、用法・用量:15歳以上1日1回1本)
事前調査の概要
- 調査実施会社:大正製薬株式会社
- 調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
- 調査日:2026年4月24日~25日
- 有効回答数:20歳以上の男女240人
日本音響研究所について
日本音響研究所は1974年創業の専門機関です。事件・事故に関する声紋鑑定や録音データの解析といった科学捜査を支える音声・音響鑑定を基盤に、音響測定、分析、研究開発を行っています。警察、検察、裁判所、政府機関などからの鑑定依頼に対応するほか、企業との共同研究や製品が発する音の評価など、音の可能性を社会に生かす取り組みを進めています。
本記事は大正製薬株式会社の発表をもとに作成しました。
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