TAC、中小企業診断士1次試験の5年分の科目別得点傾向を分析
資格取得支援などを手掛けるTAC株式会社は、独自のデータリサーチに基づき、2022~2026年度の中小企業診断士1次試験における科目別得点傾向の分析結果を公表しました。
分析によると、年度ごとの平均点の変動は中小企業経営・中小企業政策や経営法務で大きかった一方、同年度内の参加者間における得点差の指標は経済学・経済政策や財務・会計で大きくなる傾向が見られました。同社は、受験結果の振り返りや学習計画の検討材料としての活用を提案しています。
中小企業経営・中小企業政策と経営法務で平均点の年度変動が大きい傾向

2022~2026年度の科目別平均点について年度ごとのバラツキを標準偏差で比較したところ、中小企業経営・中小企業政策が4.73点、経営法務が4.72点となり、全7科目の中で大きい結果となりました。一方、最も小さかったのは経済学・経済政策の1.91点でした。
この数値は各科目の5年度分の平均点から算出した標準偏差であり、個々の参加者の得点差を示すものではありません。同じ科目であっても、年度による平均点の変動幅に違いがあることが示されています。

参加者間の得点差は経済学・経済政策と財務・会計で拡大
各年度のデータリサーチ参加者の得点バラツキについて、得点の標準偏差の5年平均を算出したところ、経済学・経済政策が13.98点で最も大きく、財務・会計の13.83点が続きました。最も小さかった科目は企業経営理論の10.75点でした。
この結果は、各年度の参加者の得点標準偏差を単純平均した値であり、5年間の参加者得点を合算して算出した標準偏差ではありません。同年度の参加者間で生じる得点差には、年度ごとの平均点変動とは異なる特徴が現れる形となりました。
全体傾向と個人の答案を照らした学習の振り返り
経済学・経済政策のように、年度ごとの平均点変動は7科目中で最も小さいものの、同年度参加者間の得点差を表す指標の5年平均が最も大きい科目も存在します。TACでは、平均点が比較的安定している科目でも参加者の得点がそろっているとは限らないとし、科目全体の傾向と自身の得点や間違えた問題を照らし合わせて学習の整理を行うことを提案しています。
なお、今回の分析は過去5年間の得点傾向を示すものであり、翌年度の難易度や個人の得点を予測するものではありません。
分析データとTAC独自のデータリサーチについて
今回の数値は、TAC中小企業診断士講座「2026年度1次試験 シン・分析セミナー」の資料に基づくものです。対象は2022~2026年度の7科目で、年度ごとの平均点の標準偏差および各年度参加者の得点標準偏差の5年平均について、小数第3位を四捨五入して表示しています。
集計対象は、受験者が解答データを登録して集計・分析を行う「TACデータリサーチ」の参加者であり、受験者全体の統計ではありません。また、資料ではボーダーライン上の受験生が多く参加するというデータの特性についても触れられています。
TAC株式会社は1980年12月設立で、東京都千代田区神田三崎町3-2-18に本社を置き、個人教育事業や法人研修事業などを展開しています。同講座の秋田吉也講師による「シン・分析会セミナー」はYouTubeで公開されており、16分ごろから得点分析の解説が視聴できます。
- 会社名:TAC株式会社
- 本社:〒101-8383 東京都千代田区神田三崎町3-2-18
- Webサイト:https://www.tac-school.co.jp/kouza_chusho.html
本記事はTAC株式会社の発表をもとに作成しました。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



