any、判断基準を継承するAIエージェント「Qast Clone」を11月5日提供へ
any株式会社は、ベテラン人材の判断基準を抽出・継承するAIエージェント搭載の新サービス「Qast Clone(キャスト クローン)」を、2026年11月5日(木)より提供開始します。正式提供に先立ち、複数の大手企業でクローンの構築を開始しています。
同サービスは、社内の会議や資料に断片的に埋もれた判断基準を抽出・構造化し、組織独自の文脈やルールを引き出して「ナレッジクローン」を構築するものです。構築されたクローンは、日常の相談や会議、資料レビューを通じて、組織の判断基準を業務の中で再利用し、次の世代への継承を可能にします。



1980年代後半から1990年代初頭にかけて大量採用されたバブル期入社世代が2030年前後から順次退職期を迎えるなか、ベテランの経験に支えられてきた現場の判断の引き継ぎが課題となっています。


同社が発表した『ナレッジマネジメント白書 2026』によると、業務でAIを活用する企業は2026年に52.6%と2年で約19ポイント増加したものの、そのうち57.5%は個人での活用にとどまっています(出典:ナレッジマネジメント白書2026)。AIが企業独自のルールや判断基準といった背景文脈を考慮しないことが一因とされており、同社はAIナレッジプラットフォーム「Qast」で8年間培った知見をもとに、現場で求められる判断基準を再現するサービスの開発に至りました。
「Qast Clone」は、個人・部署・業務領域ごとに、判断の観点とその理由を再現するサービスです。
- 作る(人的支援)
- 会議の音声や資料から判断基準を抽出・構造化
- 本人へのインタビューで「何を、なぜ、どこまで見るか」を深掘り
- 使う(プロダクト)
- 24時間いつでもチャットでの相談・意見交換
- 提案書、資料などをアップロードすると、判断理由とともにレビュー
- 【開発中:2027年1月提供予定】ナレッジクローンが会議に参加し、能動的に問いを生成したり意見を述べたりするほか、会議中の質問にリアルタイムで回答
- 育てる(プロダクト)
- クローンのレビューを本人が評価・修正し、利用を重ねるほど再現精度が向上
- 定期的に本人へのアンケートを実施し、不足している情報を補完
経営層だけでなく現場のマネージャーや部長のクローンも構築可能で、同一人物でも「営業」「経営」「プロダクト」など判断の観点ごとにクローンを細分化して構築することが推奨されています。
専門メンバーによる人的支援と社内での活用実績
本人が自覚していない判断基準を抽出するため、専門メンバーによるインタビューなどの人的支援が提供されます。人的支援は、プロダクトマネージャー兼SECIモデルコーチングの前田 貴章氏や、クローン構築担当の横井 麻里乃氏らが担います。
any社内では、代表取締役の吉田 和史氏のナレッジクローン「AI吉田」の活用が始まっています。社員がチャットでの相談や資料レビューに利用しているほか、開発中の会議参加機能も導入されており、判断範囲を超える問いには「この情報だけでは判断できない。本人に確認してほしい」と回答して最終判断を人に委ねる設計が取られています。
サービス概要は以下の通りです。
- サービス名:Qast Clone(キャスト クローン)
- 提供開始日:2026年11月5日(木)
- 提供内容:ナレッジクローン構築のための人的支援(形式知構造化・暗黙知インタビュー)、ナレッジクローンの利用・育成プロダクト
- サービスサイト:https://www.clone.qast.jp/
また、2026年11月4日(水)から16日(金)まで幕張メッセで開催される「DX総合EXPO 秋 東京」(ブース番号:A13-30)に出展し、デモ体験を提供する予定です(※会期表記は元記事ママ)。
any株式会社の概要
- 企業名:any株式会社
- 代表者:吉田 和史
- 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F WeWork内
- 設立:2016年10月3日
- 事業内容:「Qast(キャスト)」「Qast Clone(キャスト クローン)」の企画、開発、運営
- 会社HP:https://anyinc.jp/
本記事はany株式会社の発表をもとに作成されています。
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