視覚障害のクリエイターが広島から出雲大社へ 単独徒歩約200kmに挑戦予定
ハワイ在住のコンテンツクリエイターで視覚障害のあるトニー・R・ベガ(Tony R. Vega)は、2026年11月に広島駅から島根県の出雲大社を目指す約200kmの単独徒歩の旅「出雲チャレンジ」を実施します。これまで3年をかけて東京都中央区から鹿児島県鹿児島市まで計1,460kmを縦断してきたベガは、今回の挑戦を通じてハワイ出雲大社(ホノルル市)と日本の出雲大社を徒歩でつなぐルートを完成させます。
単独での徒歩の旅とその発信を通じ、視覚障害者が直面する困難への関心を促すとともに、障害に関わらず限界に挑もうとする人々の背中を押すことを目指しています。
「出雲チャレンジ」は、ベガが日本を旅する「ブラインド・ジャパン・プロジェクト」の一環として行われます。広島駅を2026年11月3日に出発し、約200kmを歩いて11月13日前後に出雲大社へ到着する見込みです。天候による遅れがなければ概ね9日間での踏破が可能とされていますが、雨天による日程変更や休養日を考慮し、おおよそ10日間の旅程が組まれています。

これに先立ち、2026年8月29日にはハワイ出雲大社で天野大也宮司から道中の安全祈願を受けました。また、ハワイ出雲大社からダニエル・K・イノウエ国際空港までの区間や、羽田空港から川崎駅までの区間の徒歩での踏破にも挑戦します。
徒歩の旅には白杖とスマートフォンの地図アプリを用います。視覚障害を持つベガにとって看板等から情報を得ることは難しく移動に時間がかかることもあるため、1日の移動距離は状況に応じて変更されます。目標地点に到達後は公共交通機関で宿泊地に移動し、翌日に前日の終了地点から再開する行程を繰り返します。
3年間で1,460kmを踏破した実績
ベガは18才で遺伝性視神経症により視力の大部分を失いましたが、日米両国での語学教師や雑誌編集長などを経験してきました。「ブラインド・ジャパン・プロジェクト」の取り組みとして、これまで以下の単独徒歩の旅を達成しています。
- 2023年「東海道チャレンジ」:京都の三条大橋から東京の日本橋まで約500km(25日間)
- 2024年「宮島チャレンジ」:京都の三条大橋から広島の宮島(最終ゴールは山口県岩国駅)まで約400km(22日間)
- 2025年「九州チャレンジ」:山口県岩国市から鹿児島県の桜島まで約560km(30日間)
ベガは今回の挑戦について、住んでいるハワイと日本の深い絆に焦点を当てたいとした上で、「視覚障害について知ってもらうこと、そして視覚障害があっても誰でもすごいことができるということを伝えたいです」とコメントしています。
2026年秋の関連企画と2027年の東北縦断



出雲チャレンジのための来日に合わせ、2026年10月には埼玉県の秩父札所34観音霊場を約100km歩く「秩父34チャレンジ」(10月19日〜10月22日予定)と、東京・日本橋から栃木県の宇都宮まで約100kmを歩く「宇都宮チャレンジ」(10月23日〜10月29日予定、ゴール地点は宇都宮駅を予定)が実施されます。この区間の達成により、過去のチャレンジと合わせて宇都宮から鹿児島中央まで約1,560kmを歩くことになります。


さらに2027年5月には、本州最北端の大間岬(青森県下北郡)から東京まで約1,000kmをタンデム自転車で走破する「東北チャレンジ」(2週間程度の日程)も予定されています。

- 名称:ブラインド・ジャパン・プロジェクト「出雲チャレンジ」
- 期間:2026年11月3日からおおよそ10日
- 区間:広島駅(広島県広島市)から出雲大社(島根県出雲市)まで約200km
- スポンサー:モバル(Mobal、オフィシャルサイト[英語]:https://www.mobal.com )、ユナイテッドネコアライアンス(United Neko Alliance、X[旧Twitter]アカウント:https://x.com/nekoalliance )
- スペシャルサポーター:ハワイ出雲大社(出雲大社ハワイ分院)、ハワイ視覚障害者協会(Hawaii Association of the Blind)、Outdoor Vitals
本記事はトニー・R・ベガの発表をもとに作成されています。
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