マイベストが2027年ヒット予測を発表 自給や自作を目指すセルフ消費に注目
商品比較サービス「マイベスト」を運営する株式会社マイベストは、2026年秋の閲覧データをもとにまとめた「2027年ヒット予測」を公表しました。2026年9月1日から10月18日の閲覧数が前年同期を大幅に上回り、年初から継続して伸長しているジャンルを選出しています。

同社の見立てによると、2027年はこれまで店舗や業者に委ねていた事柄を自らの手で行う「セルフ消費」関連の道具に注目が集まるとされています。データは同社の利用者の行動を対象とした「マイベスト調べ」であり、消費全体を示すものではなく、今後の伸びを保証するものではないとしています。

値上げを背景に広がるセルフ消費の動き
値上げが相次いだ2026年秋の傾向として、TOP10のうち5つをセルフ消費に関連する道具が占めました。直火式コーヒーメーカーの「マキネッタ」は3.1倍の伸びを記録しており、カフェや家庭用コーヒーの値上げが続く中で関心が高まっています。また、7月以降に大手端末などの値上げが続いた「SIMフリースマホ」は2.8倍となりました。メモリ価格の高騰が2027年も続くと予測されることから、通信会社に縛られず端末を自ら選ぶ動きは来年も続く可能性があるとしています。
このほか、人手不足や資材高を背景に「充電式電動ノコギリ」が3.2倍、「小型ブロワー」が4.5倍と、作業を自身でこなすための電動工具が閲覧を伸ばしました。野菜の価格が平年を上回った時期には「家庭菜園向け野菜」も4.2倍に伸長しています。
日常の道具に質を求める傾向
毎日使う日用品において、より良いものを選ぼうとする動きも見られます。4月から右肩上がりを続け、TOP10の中で突出した伸び率を示したのが14.6倍の「チタン製フライパン」です。2026年4月に水道水に含まれるPFAS(有機フッ素化合物)の一部が水質基準の対象となった時期と重なり、素材への関心が高まったとみられます。
米の価格が約2年ぶりに5kg2千円台まで下がった秋には、「圧力IH炊飯器」の閲覧が4.4倍に拡大しました。マイコン式(3合炊きで5,000〜1万円程度)やIH式(1〜5万円程度)に比べ、圧力IH式(3〜10万円程度)は価格が高めながらもご飯本来のおいしさを引き出すと紹介されており、関心が安さからおいしさへ移りつつあると考えられています。また、高齢者のたんぱく質摂取とフレイル(心身の衰え)に関する研究発表や新商品が相次いだ「高齢者向けプロテイン」も春から右肩上がりを続け、3.2倍を記録しました。
手軽さや「ながら行動」を重視する需要
掃除機を出すほどではないゴミに対応する「電動ちりとり」は6.9倍に急増しました。日本電機工業会によると8月の掃除機の国内出荷台数が前年同月比82.7%と前年割れするなかでの伸びであり、気づいたときに手軽に片付けたい需要が2027年にさらに広がる可能性があるとしています。
ランニング人気の高まりを背景にした「耳を塞がない”ながら聴き”イヤホン」は3.1倍となりました。周囲の音に配慮できる点が理由とみられ、イヤーカフ型イヤホンも9〜10月に前年同月の1.5〜1.9倍を記録しています。調査会社Omdiaは耳を塞がないタイプの世界出荷が2026年に4,000万台に達し、完全ワイヤレスイヤホン全体の約1割になると予測しており、2027年には定番の選択肢になっていく可能性があると考えられています。
早期化する冬物需要への備え

冬に向けたジャンルの閲覧は、10月時点で前年を大幅に上回る動きを見せました。厚生労働省によるとインフルエンザが8月28日に流行入りし、1999年以降で2番目の早さとなったことから、寒さや感染症への前倒しの備えが閲覧データに反映された形です。超音波式加湿器の5〜6倍ほどの消費電力がかかるスチーム式加湿器や、エアコン(月3,000〜8,000円程度)に比べて1か月の電気代を抑えやすい電気毛布など、電気代を考慮した家電選びに関心が寄せられています。
株式会社マイベストについて

株式会社マイベストは、月間ユニークユーザー3,000万人以上が利用する商品比較サービス「マイベスト」を運営しています。
- 所在地:東京都中央区築地7-17-1住友不動産築地ビル
- 代表:吉川 徹
- 創業:2016年10月
- 事業内容:商品比較サービス「マイベスト」の運営
- コーポレートサイト:https://my-best.com/company/
本記事は株式会社マイベストの発表をもとに作成されています。
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