Carstay、7月~9月期の予約数が2,586件で過去最高 GMV約1.8倍に
Carstay株式会社は、キャンピングカーに特化したカーシェアと車中泊スポットのスペースシェアについて、7月~9月の合計予約数が2,586件、GMV(流通総額)が約9,837万円、売上が約4,371万円となったことを発表した。いずれも前年同期比約1.8倍に伸長し、7月~9月期として過去最高を更新した。夏休み期間のイベント需要やシルバーウィークの周遊旅行などが利用を押し上げた。
夏休みはイベント参加が急増、シルバーウィークは広域周遊が目立つ



7月18日~8月31日の夏休み期間における合計予約数は739件、GMVは約6,400万円、売上は約3,000万円となり、いずれも前年同期比約1.4~1.6倍となった。旅行先として音楽フェスや花火大会などを含む「イベント」を挙げた予約の割合は2025年の5%から15%へ拡大し、約3倍となっている。



同期間中には、新潟県湯沢町で開催された「FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)」(7月24日~26日)や新潟県の「長岡まつり大花火大会」(8月2日・3日)、秋田県大仙市の「大曲の花火(全国花火競技大会)」(8月29日)など、大型イベントへの参加を目的とした予約が158件に達し、前年の1.7倍となった。会場周辺の宿泊施設不足や宿泊料金の高騰を受け、宿泊場所と移動手段を兼ねた車両としての利用が広がっている。
一方、9月19日~27日のシルバーウィーク期間(最大9連休)は予約数が514件、GMVが約2,026万円、売上が約950万円となった。夏休みやゴールデンウィークと比べて「観光旅行」目的の利用が50~60%上回り、「四国一周」や「東北一周」など複数の地域を巡る広域周遊型の利用が目立った。利用形態としては、3泊以上、10万円以上、平均4人程度での利用が多くみられた。
宿泊料金の上昇がキャンピングカー利用を後押し
国内では2023年以降、旅行需要の回復や訪日客の増加を背景に宿泊料金の上昇が続いており、旅行繁忙期にはホテルの宿泊料金が1人1泊1万5,000円や2万円を超える例もある。これに対し、キャンピングカーは1台(平均16,000円)を複数人で利用できることから、旅行費用を抑えやすい選択肢となっている。
また、一般社団法人日本RV協会の「年次報告書2025」によると、国内のキャンピングカー総生産台数は2023年の1万90台から2024年に9,559台、25年には7,727台へと減少している。ベース車両の供給不足や車両価格の上昇により購入が難しくなる中、カーシェアやレンタルの需要が拡大しているとみられる。
全国各地の車中泊スポットの増加に加え、電源設備や調理環境、周辺の飲食店や温浴施設といった受け入れ環境が整ってきたことも利用拡大につながっている。
冬期に向けた車両拡充と今後の展開
Carstayのカーシェア・プラットフォームには現在500台以上のキャンピングカーが登録されている。走行用の冷暖房とは別に、エンジンをかけずに車内温度を調整できる家庭用エアコンやFFヒーターなどを搭載する車両が多く、スタッドレスタイヤ・家庭用エアコン・FFヒーターを搭載した車両は120台以上、スタッドレスタイヤとFFヒーターを搭載した車両は200台以上登録されている。
同社は冬に向けてスキー場などとの連携を進めるほか、年末年始の旅行や復興需要を取り込むキャンペーンを展開する予定としている。
なお、同社ではキャンピングカーの製造・リノベーション事業も手掛けており、中古車などの持ち込み架装に対応したキャンピングカー「SAny.VAN」を販売している。価格はハイエースの持ち込み架装で税込242万円から、中古車手配を含めた場合で同442万円から、新車の場合で同544万6100円からとなっている(https://mobilab.jp/brands/sany)。




Carstay株式会社の概要
- 本社所在地:神奈川県横浜市
- 代表者:代表取締役 宮下 晃樹(みやした こうき)
- サービス内容:車中泊スポットのスペースシェア、キャンピングカー等のカーシェア「Carstay(カーステイ)」、車両製造・改造事業「Mobi Lab(モビラボ).」
- 登録状況:全国の車中泊スポット343箇所、カーシェア登録車両502台
- 公式サイト:https://carstay.jp/
本記事はCarstay株式会社の発表をもとに作成されています。
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