RIA PARTNERSが系統用蓄電池取引プラットフォームBLUEHOURを公開
RIA PARTNERS株式会社は、系統用蓄電池(BESS)案件の法人向け取引プラットフォーム「BLUEHOUR(ブルーアワー)」を公開した。開発段階の権利譲渡から運転中の設備を含む完成売りまでを対象とし、英語版もあわせて提供する。

同サービスは、運営が掲載者の権限や系統の段階を確かめてから案件を公開し、NDAの締結から資料開示、質問、交渉までを一つの流れで進められる取引の場となる。
開発の背景と市場の課題
再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、需給調整を担う系統用蓄電池への参入が相次いでいる。資源エネルギー庁の公表資料によれば、2025年12月末時点における系統用蓄電池(高圧以上)の接続検討受付は約1億7,200万kW、契約申込み受付は約3,000万kWに達する一方、系統への接続済み容量は約64万kWにとどまる(一般送配電事業者の集計をもとに同庁が作成。接続検討のすべてが系統接続に至るものではない)。
同社によると、実務の現場では、掲載者が権利者本人か仲介か分かりにくい点や、同じ案件が複数経路で出回り検討時点で売却済みである点、案件ごとに書類確認や交渉の手間がかかる点などが課題となっていた。BLUEHOURは、これらの条件ややり取りの場を一つの仕組みにまとめることで対応する。

BLUEHOURの特徴
掲載できる対象は権利者本人、または直接の委託を受けた者に限られる。運営が権限と系統の段階(接続検討・契約申込・工事費負担金・連系)を確認した上で公開し、確認項目や専属掲載かどうかも表示する。
表示価格は買主の支払額そのものであり、成約時のサービス利用料は売主のみが負担する。売却方法は権利譲渡に加え、建設請負の組み合わせや完成渡しなどを売主が選択できる。
NDAは画面上で締結し、案件ごとのチャットルームで資料開示や交渉を行う。運営は交渉に加わらない。また、案件一覧や概要、規約などは英語でも提供される。


情報管理と別契約による仲介
プラットフォームの利用に加え、条件整理や交渉を同社に任せる仲介も別の契約で引き受ける。
また、同社は系統用蓄電池の市場情報と事業性分析を提供する「BALEEN(ベイリーン)」も運営している。指標の公平性を保つため、担当者の分離やデータの個別管理、変更記録の点検を行い、BLUEHOURの個別案件情報を指標に用いない情報管理の規約を定めている。
サービスおよび運営会社の概要は以下の通り。
- 名称:BLUEHOUR(ブルーアワー)
- URL:https://bhour.jp/(英語版 https://bhour.jp/en/)
- 対象案件:系統用蓄電池の案件(開発段階の権利の譲渡、運転中の設備を含む完成売り)
- 利用対象:法人(会員登録と法人の確認が必要。個人・個人事業主は利用不可)
- 料金:会員登録・掲載・閲覧は無料。成約時に売主のみサービス利用料が発生(買主負担なし)
- 社名:RIA PARTNERS株式会社(RIA PARTNERS INC.)
- 代表者:代表取締役 高橋俊秀
- 所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂5-2-33
- 設立:2021年1月29日
- 資本金:5,000万円
本記事はRIA PARTNERS株式会社の発表をもとに作成。一部データは資源エネルギー庁の公表資料を参照。
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