ABEJA、IDOMの中古車販売を支援するAIエージェントを開発・実装
株式会社ABEJAは、株式会社IDOMの中古車販売における調達および営業業務を支援するAIエージェントを、ABEJA Platformを活用して開発および実装したことを発表しました。
ABEJAは、IDOMが発表した「Gulliver AX宣言」を支援するAIパートナー企業として、顧客体験の向上と業務の最適化に取り組みます。両社はこれまでも経済産業省およびNEDOが推進する「GENIAC」事業の自動車整備領域で共同開発や実証を行うなど、共創を重ねてきました。
開発の背景と目的
中古車販売における調達・営業業務は、在庫選定や顧客への提案の精度が販売機会や顧客体験を大きく左右する領域です。個別要望と膨大な在庫条件の適切な照合に加え、中古車は高額商品で検討期間も長いことから、商談内容や希望条件を継続的に管理し、現場業務に沿って運用できる仕組みの構築が求められていました。
構築されたAIエージェントは、車両・在庫情報や商談内容、顧客の希望条件などを参照・分析し、担当者の判断支援や顧客との対話を行います。人とAIが役割を分担することで、担当者が顧客への提案や判断に注力できる環境の構築を目指します。なお、顧客情報はプライバシーや個人情報保護に配慮し、適切な同意のもと、外部のAI学習に利用されないセキュアな環境で暗号化して管理されます。
調達および営業領域を支援する3つのAIエージェント
今回の取り組みでは、調達と営業の各領域に向けて3つのAIエージェントが導入されました。
- 調達AIエージェント:展示販売業態全店舗における商品構成や仕入れなどの調達領域において、他のAIエージェントから得られた市場需要や顧客ニーズを元に、店舗ごとの需要に即した最適な在庫構成を提案し、調達業務の効率化を支援します。
- 商談可視化AIエージェント:店舗における対面商談中の対話をリアルタイムで解析して進行を可視化します。店長などが適切なタイミングで商談をサポートすることで、営業担当者の経験や習熟度に関わらず質の高い接客の提供を可能にします。
- コンシェルジュAIエージェント:店頭で購入に至らなかった顧客に対し、来店時に登録された顧客管理(CRM)システムと連動したAIがフォローアップを行います。チャットなどで希望条件を改めて整理し、顧客が希望するタイミングで営業担当者に引き継ぎます。
今後の展望と「Agent to Agent」の実現へ
ABEJAは今後、IDOMと連携して利用状況や顧客対応、業務効果などを検証しながら、実装したAIエージェントの高度化と適用拡大を推進する方針です。
さらに、AIが自律的に意思決定と業務遂行を担う「Agentic AI」の適用領域を広げ、将来的には営業、仕入れ・調達、整備、バックオフィスなどの各領域に特化したAIエージェント同士が自律的に連携・対話を行う「Agent to Agent(A2A)」の実現を目指すとしています。
発表企業について
本取り組みに関わる両社の概要は以下の通りです。
株式会社IDOM
- 本社:〒100-7026 東京都千代田区丸の内二丁目7-2 JPタワー26階
- 設立:1994年10月25日
- 代表:代表取締役社長 羽鳥 由宇介
- 事業:「ガリバー」ブランドを中心とした中古車の買取、販売及び付帯サービス提供
- URL:https://idom-inc.com/
株式会社ABEJA
- 本社:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番2階
- 設立:2012年9月10日
- 代表:代表取締役CEO 岡田 陽介
- 事業:顧客のAI活用を実運用として成立させ、継続的な高度化を実現する「エンタープライズプラットフォーム事業」
- URL:https://abejainc.com
本記事は株式会社ABEJAの発表をもとに作成されています。
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