パナソニック、KAIROS新メインフレーム「Kairos Core 210」開発
パナソニック株式会社は、業務用ライブ映像制作・配信システム「IT/IPプラットフォーム KAIROS(ケイロス)」の第3世代ミドルレンジメインフレーム「Kairos Core 210 AT-KC210T」を開発しました。発売は2026年度第4四半期を予定しています。
あわせて、SMPTE ST 2110によるIP入出力に対応する「100 G IP入出力ボード AT-KC20M4G」を2026年度第4四半期に、JPEG XS入力/出力オプション(ソフトウェアキー)全5種類を2027年度第1四半期にそれぞれ発売する予定です。本製品は株式会社フジテレビジョンをはじめ、国内外の複数社への採用が決定しています。
処理性能の向上とMIL規格準拠の堅牢性を確保
Kairos Core 210はハードウェアを刷新し、映像処理性能とGPUの処理性能を従来機種のKairos Core 200 AT-KC200Tと比較して約20%向上させました。これにより、より複雑な映像表現が可能となります。
また、機材の搬入・搬出や輸送を頻繁に行う現場での運用を想定し、米国国防総省制定のMIL規格MIL-STD-810Hに基づいた落下・振動試験を第三者機関にて実施しています。ただし、本試験結果はすべての使用環境における無破損・無故障を保証するものではなく、移動中の運用を保証するものではありません。
5つの拡張スロットで89通りの入出力構成に対応
本体に搭載されている5つの拡張スロットすべてに、任意の入出力ボードを装着できるようになりました。別売のSDI、HDMI、IPの各入出力ボードを組み合わせることで、ボードの組み合わせパターンは従来の35通りから89通りへと拡大しています。IP中心のシステムからベースバンド運用まで、用途や運用に適した入出力構成の選択が可能です。
100 G IP入出力ボードとJPEG XSでIP運用を強化
拡張スロットに装着できる100 G IP入出力ボード AT-KC20M4G(1枚装着可能)により、SMPTE ST 2110によるIP入出力に対応します。1080iのリダンダント運用時には最大64入力に対応し、最大出力数は従来機種の20出力から40出力へと倍増しました。
さらに、伝送帯域を削減するJPEG XSにも対応します。利用には100 G IP入出力ボード AT-KC20M4GおよびJPEG XS入力/出力オプションが必要です。高画質・低遅延を維持しながら4K映像信号を最大20分の1まで圧縮でき、非圧縮信号と組み合わせることで入出力数の拡張も行えます。
なお、本製品は2026年11月18日(水)~20日(金)に幕張メッセで開催されるメディア総合イベント「Inter BEE 2026」のパナソニックブースに出展される予定です。
製品ラインアップと発売予定時期
発表された製品の概要は以下の通りです。価格はいずれもオープン価格となっています(最新の発売時期はウェブサイトで案内されます)。
- メインフレーム Kairos Core 210(品番:AT-KC210T)
2026年度第4四半期発売予定
- 100 G IP入出力ボード(品番:AT-KC20M4G)
2026年度第4四半期発売予定
- JPEG XS入力/出力オプション(ソフトウェアキー、全5種類)
品番:AT-SFJ102G、AT-SFJ104G、AT-SFJ108G、AT-SFJ002G、AT-SFJ004G 2027年度第1四半期発売予定
本記事はパナソニック株式会社の発表をもとに作成しました。
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