マイナウォレットがJPYC EXと連携開始 アプリ内で発行から償還まで完結可能に
マイナウォレット株式会社は、提供するノンカストディアルウォレットアプリ「マイナウォレット」において、JPYC株式会社が運営する「JPYC EX」との連携機能の提供を開始しました。JPYC株式会社が提供する「JPYC EX連携API」を活用し、マイナウォレットアプリから離れることなく日本円ステーブルコイン「JPYC」の発行から日本円への償還までの一連の操作が可能になります。本機能の利用には、事前にJPYC EXでのアカウント登録や本人確認、出金口座の登録を完了し、マイナウォレットアプリを最新版(v1.2.2 以上)へアップデートする必要があります。

JPYC EX連携API導入の背景
マイナウォレットは、マイナンバーカードをタッチして本人確認を行うことで、ステーブルコインや暗号資産、NFTなどのデジタル資産を管理できるノンカストディアルウォレットです。同社はこれまで、決済事業者や自治体との実証を通じて、JPYCを活用した店舗決済やトークン配布などのユースケースを検証してきました。
従来、マイナウォレットでJPYCを利用する際は、JPYC EXに別途ログインして発行や償還の予約を行い、ウォレットに戻って受取確認や償還原資の送金を行う必要がありました。このようなサービス間を行き来する操作が利用者の障壁となっていたことから、JPYC EX連携APIを導入し、一連の手続きをマイナウォレットを起点とした一体の体験として提供することとなりました。
今回の連携により、マイナウォレット内では以下の3つの機能が提供されます。
- アカウント連携:JPYC EXアカウントとマイナウォレットを連携します。認証画面はアプリ内ブラウザでJPYC EXの画面を表示し、ウォレットアドレスの登録もアプリ内で完了します。
- 発行フロー:発行予約からJPYCの受取までの手続きをアプリ内で完結します。JPYC EXへの都度のログインや、アドレスの手入力は不要となります。
- 償還フロー:償還予約から償還原資の送金までをアプリ内で完結します。予約金額は送金画面に自動で反映され、金額の入力ミスを防ぎます。
なお、本機能はJPYC EXへの画面遷移をスムーズにするための連携機能であり、発行・償還の審査、追加認証、申込みの受付および確定は、従来どおりJPYC株式会社が行います。
マイナウォレットでのJPYC利用には複数の特徴があります。ウォレット操作とJPYC EX上の手続きを一気通貫で行えるため外部サービスへ移動する必要がないほか、パスキー認証を採用しているためシードフレーズの控えや秘密鍵の保管が不要です。
また、マイナウォレットはスマートアカウント(ERC-4337)を採用しており、JPYCの償還時の送金にかかるガス代をマイナウォレット株式会社が負担します。ただし、対象チェーン(Ethereum)や、送信回数等によって手数料が発生する場合があります。
マイナウォレット株式会社は今後、マイナウォレットで発行したJPYCを店舗決済や自治体・地域のサービスなど日常の場面で使えるよう連携先を拡大する方針です。さらに、ミニアプリ基盤や組み込みウォレット機能を通じて外部事業者のサービスと連携し、本人確認済みウォレットとステーブルコインを組み合わせた新しい利用体験の実現を目指すとしています。
両社概要
マイナウォレット株式会社
- 代表取締役:橘 博之
- 本社所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町一丁目6番1号 大手町ビル4階 FINOLAB内
- 設立:2023年6月26日
- ホームページ:https://www.mynawallet.co.jp/
- 特記事項:2025年10月に公的個人認証サービスにおける主務大臣認定を取得
JPYC株式会社
- 代表取締役:岡部 典孝
- 本社所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル4階 FINOLAB内
- 設立:2019年11月
- URL:https://corporate.jpyc.co.jp/
- 特記事項:2021年よりステーブルコイン事業を展開し、2025年8月より資金移動業者の登録を得て国内資金移動業者として日本円ステーブルコイン「JPYC」を発行
本記事はマイナウォレット株式会社の発表をもとに作成されています。
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