X-HACKが電話業務へのAI導入効果を試算する無料シミュレーターを公開
AIコールセンター導入支援サービス「ContactX」を提供する株式会社X-HACKは、電話業務へのAI導入効果を試算できる「費用対効果シミュレーター」をContactXのWebサイトで公開した。登録不要で、誰でも無料で利用できる。自社の電話件数や対応人数、通話後の記録・転記にかかる時間を入力することで、月間の削減時間や人件費換算額、追加コストを回収できる損益分岐などを確認できる。
自社条件に応じた効果試算を支援する背景
電話業務へのAI導入を社内で検討する際、効果は電話件数や1件あたりの後処理時間、AIに任せられる用件の割合、人が確認に残す作業によって大きく変わるため、一般的な事例の数値をそのまま当てはめることは難しいとされる。同社は、検討の初期段階でも自社の条件に合わせた効果の見込みを数値化できるよう、本シミュレーターを開発した。専任のコールセンターだけでなく、総務や営業事務が電話を兼務する窓口にも対応し、人数は1〜100人の範囲で電話件数とは別に設定できる。
費用対効果シミュレーターの主な特徴
シミュレーターでは、通話後のメモやシステム入力を短縮した場合を試算する「Logのみ」と、AIによる基本的な回答や一次受付、取り次ぎの短縮も加える「Log + Voice」の効果を比較できる。AIが用件を完了した電話と人が対応した電話を分けて計算するため、後処理の削減時間を二重に数えず、人が確認・修正する時間も含めた条件で比較が可能となっている。
結果画面では、月間の削減時間、全体と1人あたりの人件費換算、製品利用料やAI処理費などの追加コストを差し引いた換算額、回収に必要な削減時間を表示する。採用費や残業・派遣・外注費といった実際の支出削減見込みは別の欄で試算し、業務の余力と支出の変化を分けて検討できる。また、入力条件と計算結果はCSV形式で保存でき、社内共有や実証実験(PoC)の設計に活用できる。
月6,000件の窓口における試算例
「Logのみ」モードを選択し、月間の電話件数を6,000件、対応人数を10人、後処理時間を5分、削減率を50%、時給を1,800円、人件費加算率を0%と入力した場合、月250時間(1人あたり月25時間)、人件費換算で月45万円分の時間が生まれる計算になる。なお、この数値は仮定に基づく計算例であり、導入効果の実績や給与支出の削減額を示すものではなく、追加コストを差し引く前の値となる。初期表示の削減率や追加コストも検討用の仮定であり、ContactXの料金や効果を示すものではないとしている。
今後の展開とサービス概要
同社はシミュレーターの試算をもとに、対象業務の選定からPoCの指標設計、本番導入までを段階的に支援する方針で、今後は業種別の入力例の追加なども検討していく。
シミュレーターおよび提供元の概要は以下の通り。
- 名称:電話業務・ACW削減の費用対効果シミュレーター
- 料金:無料(登録不要)
- 利用方法:Webブラウザーから利用
- URL:https://contact-x.ai/simulator
株式会社X-HACKの概要
- 会社名:株式会社X-HACK(クロスハック)
- 設立:2018年3月
- 所在地:東京都品川区東五反田2-5-2 THE CASK GOTANDA 702
- 代表者:松田信介
- 事業内容:ITシステムの受託開発、生成AI・Local LLM導入支援、AI駆動型開発基盤、業務システム導入支援
- URL:https://www.x-hack.jp/
本記事は株式会社X-HACKの発表をもとに作成。
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