アトミックソフトウェアがSBCと資本業務提携 シリーズCで6億円調達
クリニック向けオールインワンSaaS「medicalforce」を提供するアトミックソフトウェア株式会社は、国内外の医療機関に経営支援を行うSBCメディカルグループホールディングスと、2026年10月26日付で資本業務提携契約を締結しました。あわせて、シリーズCラウンドとして6億円の資金調達を実施したことを発表しました。SBCメディカルグループホールディングスが経営支援を行うクリニックでの利用実績を通じ、製品と開発体制が評価されたことによるものです。
提携の背景とこれまでの実績
アトミックソフトウェア株式会社は2020年11月に設立され、「medicalforce」や警備会社向け一元管理システム「警備フォース」などを展開しています。2021年3月に提供を開始した「medicalforce」の導入クリニック数は、2026年9月時点で800院を超え(※1)、継続利用率は99.2%(※2)となっています。同サービスは予約やカルテ、会計などの一元管理から、CRM、広告効果測定、経営分析を支える基盤へと展開しています。
さらに、蓄積されたデータと医療業界の知見をもとにAIで運営を支援する機能群「medicalforce intelligence」を展開しています。2026年5月には「AI音声カルテ」の先行提供を開始し、積極的に利用するクリニックでは記録業務をひと月あたり最大36時間削減しました(※3)。同年8月には「AIカルテサマリ」や「AIアフターフォロー」の先行提供も開始しています。
一方、国内外287院(※4)のクリニックネットワークに経営支援を行うSBCメディカルグループホールディングスでは、支援先の「肌の青空クリニック」でmedicalforceを基幹システムおよび決済システムとして導入しており、日々の運営を通じた評価が出資につながりました。
調達資金の使途と共同開発の方針
今回調達した資金は開発体制の増強に充当し、medicalforceの機能拡充を進める方針です。
両社による共同開発では、初期段階でSBCメディカルグループホールディングスが経営支援を行うクリニックで機能を試験的に利用し、医師やスタッフからのフィードバックを反映します。業務の流れの中で検証を行うことで、プロダクトの使いやすさと精度を確かめながら開発スピードを高めていくとしています。
共同開発の成果はSBCメディカルグループホールディングスのシステムにも活用するほか、得られたフィードバックをmedicalforceに反映し、既存顧客の要望を踏まえた改善も継続して進めるとしています。
両社代表のコメント
SBCメディカルグループホールディングスCEOの相川 佳之氏は、「両社の知見を掛け合わせ、医師やスタッフがお客さまと向き合う時間を生み出すAIを共に創ります」とコメントしています。
アトミックソフトウェア株式会社代表取締役CEOの畠中 翔一氏は、本提携を機に開発体制を増強し、美容医療の第一線で蓄積された知見を生かしながら価値向上と開発スピードの加速に取り組む姿勢を示しています。
各社概要
SBCメディカルグループホールディングス
- 英文社名:SBC Medical Group Holdings Incorporated
- 代表者:CEO 相川 佳之
- 所在地:米国カリフォルニア州アーバイン市(200 Spectrum Center Drive, Suite 300, Irvine, CA 92618, USA)
- 事業内容:国内外の医療機関への経営支援(MSO事業)
- URL:https://sbc-holdings.com/
アトミックソフトウェア株式会社
- 代表者:代表取締役CEO 畠中 翔一
- 所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田3丁目6-21 住友不動産西五反田ビル4階
- 設立:2020年11月
- 事業内容:バーティカルSaaSの企画・開発・運営
- URL:https://atomic-software.co.jp/
※1 「medicalforce」の導入クリニック数(2026年9月現在) ※2 「medicalforce」の継続利用率(2026年3月現在) ※3 AI音声カルテ利用院の実績をもとにした当社試算(2026年8月時点) ※4 国内外のクリニックネットワーク数(2026年7月末現在)
本記事はアトミックソフトウェア株式会社の発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



