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FRONTEO、サプライチェーン解析の新技術2件を開発し特許出願

株式会社FRONTEOは、サプライチェーンの調査対象となる経路を自動的に絞り込む「オートデューデリジェンス」と、「マテリアルネットワーク脆弱性解析(Material-network based Vulnerability Analysis、以下「MVA」)」の2つの新技術を開発し、それぞれ特許を出願しました。同社の検証事例では、従来の手法で約3カ月を要していた調査について、同じ対象を新技術で解析したところ、約1日で一次チェックを完了できたとしています。同社はこれらの技術を通じて、サプライチェーンのリスク管理や調達判断などの意思決定支援を強化する方針です。

オートデューデリジェンスは、これまで専門家が解析ツールを併用しながら行っていた調査設計や取引経路の確認・絞り込みといった反復的な作業の大部分を自動化する技術です。AIにより複雑かつ多層的な取引ネットワークを一次チェックし、重要鉱物の鉱山から調査対象企業に至る経路や、制裁対象企業群から調査対象企業につながる経路などを自動的に抽出します。

確認対象の絞り込み作業を自動化することで、担当者は重要経路の精査に集中できるようになり、調査全体の効率化につながります。同社の検証事例では、従来手法で約3カ月を要していた調査に対し、約1日で一次チェックを完了した実績があります(※注)。抽出された経路を専門家が確認・評価することで、デューデリジェンスの大幅な効率化が可能になるとしています。本機能は、経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis(キビット セイズ アナリシス)」の機能として、近日中に試用提供が開始される予定です。

※注:約1日は同社の検証事例において本技術による一次チェックに要した期間であり、その後に専門家による確認・評価を行います。一次チェックの処理時間は調査対象の規模等により異なり、専門家による確認・評価に要する期間は、調査テーマに関する情報量、調査範囲となる取引階層数、一次チェックで抽出された確認対象経路の数等によって異なります。

物資の依存関係から途絶影響を導くMVA

MVAは、抗菌薬、航空機向け炭素繊維、量子コンピュータ関連材料など、公開されている取引情報だけでは供給構造を把握しにくい物資について、製造に必要な原材料・部品・工程のつながりから供給途絶への脆弱性を解析する技術です。

取引経路のうちデータが不足する部分や調査が及んでいない部分については、材料・工程の依存関係に関する仮説を構築した上で、専門家による検証や追加調査を繰り返して分析の精度を高めます。設定された条件の下で、ある原料の供給が途絶した場合に代替手段や残る供給能力で需要を満たせるか、供給量がどの程度減少するかを分析します。これにより、生産維持を左右するチョークポイントや代替の可能性を把握し、調達先の分散や生産体制の見直しといった意思決定を支援します。また、情報不足で判断できない事項も明示されます。本技術を活用した分析は、FRONTEOのコンサルティングサービスの一環として提供されます。

FRONTEOは、KIBIT Seizu Analysisのサプライチェーン解析について、サービスと料金プランを拡充します。目的や運用体制に応じて選べる4つのサービスが用意されています。

  1. KIBIT Seizu Analysis導入

企業・政府機関・研究機関等が導入し、取引先の資本関係やサプライチェーン上のリスクを自ら調査・分析します。料金プランは「Basic」「Pro」「Enterprise」の3種類があり、解析する取引階層(Tier)数、対象企業数、名寄せ件数等に応じて選択できます。

  1. 簡易スクリーニング

顧客から指定された調査範囲に基づき、直接取引先およびその先の間接取引先の制裁・懸念リストへの該当状況を調査します。原則として約2週間で結果を提供します。

  1. レポート

特定の取引先、物資または商流を対象に、依存関係、企業の所有・支配構造、供給ルート等を調査・分析し、その結果と根拠を提供します。定期配信レポートや、導入前の試行検証(PoC)としての活用も可能です。

  1. コンサルティングサービス

リスクマネジメント体制の構築から、MVAやオートデューデリジェンスなどの先端技術を用いた調査・分析手法の確立までを支援します。

ECONOSEC JAPAN 2026での講演を予定

FRONTEOは、2026年11月4日・5日に東京国際フォーラムで開催される経済安全保障対策会議・展示会「ECONOSEC JAPAN 2026」において、サプライチェーン解析と今回開発した新技術をテーマにした講演を行います。

登壇概要は以下の通りです。

  • 演題:サプライチェーン解析の新段階—自動化から経営支援へ
  • 登壇者:FRONTEO エグゼクティブフェロー 経済安全保障統括部 統括部長 今村 文彦(法学博士)
  • 日時:2026年11月4日(水)12:45~13:10
  • 会場:東京国際フォーラム(東京都千代田区)

※来場に際しては事前登録が必要であり、実行委員会による所定の審査があります。

株式会社FRONTEO 概要

  • 本社:東京都港区
  • 代表取締役社長:守本 正宏
  • 創業:2003年8月(2007年6月26日東証マザーズ、現:東証グロース上場)
  • 資本金:915,057千円(2026年6月30日時点)
  • URL:https://www.fronteo.com/

【特許出願情報】

  • オートデューデリジェンス関連:出願番号 特願2026-217465(特許出願日:2026年9月30日、発明の名称:情報処理方法、情報処理装置、及びプログラム)
  • MVA関連:出願番号 特願2026-222497(特許出願日:2026年10月9日、発明の名称:サプライチェーンにおける不可欠性を解析する装置、方法、及びプログラム)

本記事は株式会社FRONTEOの発表をもとに作成されています。

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