シナプスアローズ、飲食店向けにAI 映え診断Lightを無料開放
Synapse Arrows Pte. Ltd.は、同社が顧客向けに提供しているAI検証ツールの一部を無料開放し、飲食店向けにも利用できる「AI 映え診断Light(無料)」の提供を開始した。店舗サイトのURLを入力することで、4つの主要な生成AIが店舗のウェブサイトをどのように読み取っているかをその場で確認できる。生成AIを通じた店舗案内の誤認やトラブルが増加している状況に対応した取り組みとしている。
診断ツールの概要と利用手順

「AI 映え診断Light」は、店舗サイトのURLを入力するだけで、ChatGPT・Gemini・Claude・Perplexityの4つのAIによる診断結果が点数で表示されるサービスである。改善が必要な場合には、食べログの店舗ページへのリンクを自社サイトに設置するなど、具体的な修正方法が提示される。
さらに詳細な分析を希望する場合は、結果画面からメールアドレスなどを登録することで、AIに質問した際に店舗名が挙がるかどうかや、AIによる説明と公式情報との食い違いをまとめた詳細版レポートが提供される。


札幌の飲食店を対象としたAI回答の調査結果


同社が札幌の食事を題材として4つのAIに計331回の質問を行った調査では、AIが推薦する店舗と検索エンジンの検索結果に乖離が見られた。旅行者が尋ねそうな7つの場面のうち5つにおいて、AIの上位10店とGoogleの上位10店が1軒も重複しない結果となった。
また、AIが頻繁に挙げた20店のうち12店で、実在しない支店名、誤った所在地、異なる価格帯、予約の可否といった公式情報と異なる説明が確認された。飲食店現場では、移転前の旧住所への案内による予約遅延やキャンセル、ランチ価格がディナーの目安として案内されたことによる会計時のトラブル、古い定休日の案内による来店時の休業トラブルなどが報告されている。

店舗側で実施可能な対策
同社は、AIによる情報の誤認を防ぐために店舗側で取り組める対策として以下の項目を挙げている。
- 口コミサイトで、同じ店が重複して登録されていないか確かめる(特に英語版)
- 観光公式サイトに自店のページがあるか確かめる
- 公式サイトに、場所・値段の目安・予約できるか・営業時間・定休日を文章で書く
- 情報を変えたら、口コミサイトや観光サイトの掲載も直す
なお、同社はAIの回答は質問方法や日時、利用環境により変動すること、また提示された対策は調査傾向に基づく整理であり永久的な効果を保証するものではないとしている。
会社概要
- 会社名:Synapse Arrows Pte. Ltd.
- 所在地:160 Robinson Road, #14-04 SBF Center, Singapore 068914
- 代表:山口 路恵(Founder & CEO)
- 設立:2023 年 3 月
- 事業内容:企業向け AI 研修・AI 導入支援、AI 検索対策(AEO/LLMO/GEO)、AI エージェント・ MCP 開発、日本企業の東南アジア進出支援。SaaS の AI エージェント対応度を評価する独立評価機関「KanseiLINK」(https://kansei-link.com)を運営
- URL:https://synapsearrows.com/
本記事はSynapse Arrows Pte. Ltd.の発表をもとに作成。
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