QPS研究所の小型SAR衛星20号機、2026年11月3日以降に打上げへ
小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・製造・運用を行う株式会社QPS研究所は、小型SAR衛星QPS-SAR20号機(愛称:「ワダツミ-Ⅱ」)の打上げ日時が米国Rocket Lab社によって設定されたと発表した。打上げウィンドウは2026年11月3日(火)午前1時30分(日本時間)以降に設定されている。日時は天候などの影響により順延する可能性がある。
打上げ計画の概要
打上げにはロケット・ラボ社のロケット「Electron」が使用され、ニュージーランド・マヒア半島にあるRocket Lab Launch Complex 1から打ち上げられる。投入予定軌道は中傾斜軌道で、高度575kmを予定している。

なお、衛星のナンバーは打上げ契約手続き順によるナンバリングであり、今後も順番の前後が発生する可能性があるものの、事業の進捗に影響はないとしている。

高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の特長
SAR(合成開口レーダー)は電波を使用して地表の画像を得るレーダーで、雲や噴煙を透過し、昼夜を問わず観測できる点が特長である。
QPS研究所は、収納性が高く軽量でありながら大型の展開式アンテナ(特許取得)を開発した。このアンテナにより強い電波を出すことが可能となり、従来のSAR衛星の20分の1の質量、100分の1のコストとなる高精細小型SAR衛星「QPS-SAR」の開発に成功している。民間SAR衛星として世界トップレベルとなる46cm分解能の画像取得が可能となっている。

準リアルタイム観測の実現へ向けた計画

同社は、複数の人工衛星によって高頻度な地球観測を可能とする衛星コンステレーションの構築を進めている。2028年5月末までに24機、2030年にはさらなる機数を投入した大規模衛星コンステレーションにより、平均10分間隔の準リアルタイム観測データ提供サービスを目指している。
株式会社QPS研究所について
QPS研究所は2005年6月に福岡で創業された宇宙開発企業で、九州大学での小型人工衛星開発の技術を基盤としている。北部九州を中心とする全国25社以上のパートナー企業に支えられ、宇宙技術開発を進めている。
- 社名:株式会社QPS研究所
- 本社住所:福岡市中央区長浜1-1-1 KBCビル8階
- 代表者:代表取締役社長 CEO 大西俊輔
- 事業内容:人工衛星、人工衛星搭載機器、精密機器、電子機器並びにソフトウエアの研究開発、設計、製造、販売
- URL:https://i-qps.net/
本記事は株式会社QPS研究所の発表をもとに作成しています。
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