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UNITARY、AIが明細を読み取るリユース在庫SaaSを提供開始

株式会社UNITARYは、古物商・リユース事業者向けの業務SaaS「リユース在庫SaaS」を2026年10月30日より提供開始しました。業者オークションの落札明細や取引先からの買取明細・精算書をAIが読み取り、内容の確認を経てワンクリックで在庫1点ずつの伝票を作成する仕組みです。SaaS形式での提供となっており、サーバーの用意や導入作業を行うことなく利用できます。

市場拡大の一方で手作業と人手不足が課題に

国内のリユース市場は2024年に3兆4,986億円(環境省調べ)を記録し、2030年には4兆円を超えるとの予測もあります。警察庁のまとめによると、古物商の許可件数は2025年末で61万5,194件となり、1年で4万2,170件増えました。参入事業者が増えて競争が激しくなる一方、現場では在庫や顧客情報を紙やExcel、個人のスマートフォンで管理する状況が続いており、業務のデジタル化の遅れが指摘されています。

帝国データバンクの調査では、人手不足を理由にした倒産が2025年に過去最多を更新し、その77%は従業員10人未満の小規模企業でした。古物営業法第16条などでは1万円以上の取引に関して品目や特徴、相手方などの記録と保存が義務づけられていますが、中古ブランド品は個体ごとの管理が必要なため、明細の行数に応じた手作業の転記作業が負担となっています。同社が国内のリユース向け業務システム30製品以上を調査した結果、落札明細や精算書をAIで読み取って在庫に反映するシステムがなかったことから、自社で運用していた仕組みをSaaSとして提供することになりました。

AIによる明細解析とステータス自動更新の機能

リユース在庫SaaSでは、仕入伝票にPDFや画像、Excelの明細を添付することで、AIが商品行を抽出してブランドやランク、カテゴリをマスタと照合します。内容を確認して確定することで、在庫1点ごとの伝票が作成されます。業者オークションの落札明細も同様の処理が可能です。

在庫データはID、ブランド、型番、ランク、付属品、シリアル番号、写真、添付情報を1点ごとに保持します。ステータスは仕入や売却の伝票操作に連動して自動で切り替わり、買取額と売却額に応じた1点ごとの粗利も算出されます。売却時にも精算書を添付して解析させることで、落札額や手数料、成否の情報が反映される仕様となっています。

料金体系と契約の流れ

料金は、利用者数とAI明細読み取りの件数に応じた月額制です。

利用にあたっては、申し込み後に古物商許可の確認を経て契約開始となり、請求書払いに対応しています。

会社概要

  • 会社名: 株式会社UNITARY
  • 所在地: 東京都渋谷区恵比寿西2丁目4番8号 ウィンド恵比寿ビル 8F
  • 代表者: 代表取締役 中原 華奈
  • 事業内容: 業務システムの受託開発・SaaSの提供(入出荷管理・配車管理・販売管理・需要予測 ほか)
  • URL: https://unitary.jp/

本記事は株式会社UNITARYの発表および環境省「リユース市場規模調査」(2024年実績)、警察庁「令和7年中における古物営業・質屋営業の概況」、帝国データバンク「人手不足倒産の動向調査(2025年)」をもとに作成しています。

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