大企業の引き継ぎ調査、文化整備55%も標準化未完了は36% taiziii調べ
AIを活用した業務改善コンサルティングやシステム開発を手掛ける株式会社taiziiiは、従業員1,000名以上の大企業に勤務する管理職200名を対象に実施した「業務引き継ぎに関する実態調査」の結果を発表した。引き継ぎ文化が「整っている」とする肯定回答が55.0%に上る一方で、プロセスやルールが「標準化されていない」という回答も36.0%存在することが分かった。また、引き継ぎに上司が関与していない割合が22.0%となるなど、重要性の認識と実際の仕組みづくりに乖離がある実態が浮き彫りとなっている。
引き継ぎ文化への評価と標準化の遅れ
引き継ぎ文化の整備状況について尋ねたところ、「整っている」が40.0%、「非常に整っている」が15.0%となり、肯定的な回答は合わせて55.0%を占めた。否定的な回答は22.5%にとどまり、半数以上の管理職が自社の引き継ぎ文化を前向きに捉えている。
しかし、業務引き継ぎにおけるプロセスやルールの標準化に関しては、「標準化されていない」との回答が36.0%に達した。文化としての認識はあるものの、具体的な仕組みや手順の整備が追いついていない企業が一定数存在することがうかがえる。


上司の非関与が2割超、重要性の認識にも開き


引き継ぎに対する上司の関与度合いについては、「あまり関与せず」が16.0%、「全く関与せず」が6.0%となり、合わせて22.0%が非関与と回答した。関与しているとする回答の合計も48.5%と半数に満たない状況となっている。
引き継ぎの重要性に対する認識では、「非常に重要」の34.5%を含めて重要とする回答が60.0%を占めた。一方で「全く重要でない」とする回答も17.5%あり、同じ管理職層の中でも引き継ぎに対する重要性の認識に大きな開きが見られる結果となった。会社に求めるサポートとしては「プロセスの標準化」が44.0%と上位に挙がっており、現場における仕組みの整備が求められている状況が示されている。
暗黙知の構造化を支援する「SkillRelay」
こうした引き継ぎの仕組み化に関する課題に対し、東京都渋谷区に本社を置き加藤晃寿郎氏が代表を務めるtaiziiiでは、判断力伝達プラットフォーム『SkillRelay(スキルリレー)』を提供している。同サービスは、知識工学の学術蓄積をAIに実装し、ベテラン社員の暗黙知や判断ロジック、思考のバイアスを対話形式で構造化して組織の資産に変える仕組みを持つ。製造業や金融、インフラ領域などの企業において導入や実証実験の実績を有している。
調査および会社概要
【調査概要】
- 調査名:業務引き継ぎに関する実態調査
- 調査主体:株式会社taiziii
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:従業員1,000名以上の大企業に勤務する管理職(課長職以上)
- 有効回答数:200
- 調査期間:2026年2月24日〜3月6日
【会社概要】
- 会社名:株式会社taiziii
- 代表者:代表取締役 加藤 晃寿郎
- 所在地:東京都渋谷区桜丘町31番14号 岡三桜丘ビル SLACK SHIBUYA 801号室
- 設立:2021年3月5日
- 事業内容:AI導入支援、Webサービス・アプリ開発、業務システム制作、システム・サービス保守運用、コンサルティング、『SkillRelay』の開発・提供
- URL:https://taiziii.com/
本記事は株式会社taiziiiの発表をもとに作成しています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



