日鉄物産、スロバキアの鋼材加工CLN SK社の全株式を取得へ
日鉄物産株式会社は、欧州現地法人であるNIPPON STEEL TRADING AUSTRIA GmbHを通じて、スロバキアの鋼材サービスセンターであるCLN Slovakia s.r.o.(CLN SK社)の全株式を取得することを決定しました。株式の取得先はC.L.N. COILS LAMIERE NASTRI S.p.A.です。中長期経営計画に掲げる「海外事業の拡大」に向けた戦略的な事業投資として実施されます。
株式取得の概要と商号変更の予定
CLN SK社は、スロバキア共和国コシツェ市のNIPPON STEEL SLOVAKIA s.r.o.(NSSK社)構内に拠点を構える鋼材サービスセンターです。2007年の生産開始以来、主に自動車分野向けを中心に鋼材のスリット加工やレベラー加工を手掛けています。
日鉄物産は、同社の加工機能や顧客基盤、操業ノウハウを活用することで、欧州域内における鋼材の流通および加工機能の強化を図る方針です。なお、株式取得の完了後、CLN SK社は「NST Service Center Slovakia s.r.o.」へ商号変更する予定となっています。
欧州でのインサイダー化と競争力強化を目指す
中東欧地域を中心とする欧州では製造業の集積が進んでおり、鋼材の安定供給や現地加工機能の重要性が増しています。日鉄物産は、今回の事業承継を通じて欧州域内でのインサイダー化を図り、高付加価値な鋼材サービスの提供とサプライチェーンの強化を進めていくとしています。
さらに、自動車向け加工やデリバリー機能、営業力を強みとするCLN SK社の機能を取り込むことで、自動車や建産機、家電、太陽光関連分野における事業拡大と収益向上を目指します。
日本製鉄グループとしてのシナジー創出
CLN SK社は、日本製鉄の欧州中核拠点であるNSSK社の構内に拠点を置いています。この立地を生かして日本製鉄グループとして密接に情報や戦略を共有できる体制を整え、グループの中核商社としての機能を最大限に発揮できるよう取り組みを加速させる方針です。
CLN SK社の概要
対象となるCLN SK社の概要は以下の通りです。
- 会社名:CLN Slovakia s.r.o
- 設立:2007年
- 社長:Stefan Lisik
- 資本金:10百万ユーロ(=約18億円)
- 所在地:Vstupný areál NIPPON STEEL, Košický kraj, 044 54 Slovakia
- 事業内容:鋼材サービスセンター(スリット、レベラー)
- 従業員:69名
- URL:https://www.gruppocln.com/en/plant/kosice-slovakia
本記事は日鉄物産株式会社の発表をもとに作成しています。
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