イノフィス、日本軽金属清水工場へのマッスルスーツEvery導入事例を初公開
東京理科大学発スタートアップの株式会社イノフィスは、日本軽金属株式会社の清水工場へアシストスーツ「マッスルスーツEvery」を納品したことを受け、導入事例を初公開しました。納品は2026年7月に静岡県静岡市にある同工場へ行われ、10月16日(金)に事例が公開されました。重量物を取り扱う製造現場において、作業者の身体的負担を軽減する取り組みとして導入が進められました。
製造業における人手不足と身体的負担の課題
製造業では、人手不足や就業者全体の高齢化が進む中、現場で働く人の身体的負担を減らして働き続けられる環境を整備することが課題となっています。経済産業省「2026年版ものづくり白書」によると、製造業の就業者数は2024年の1,046万人から2025年には1,033万人へ減少しました。さらに65歳以上の就業者数は長期的に増加傾向にあり、現場の人材確保や高齢化への対応が求められています。
重量物の持ち上げや中腰姿勢の反復は、身体への負担が大きい作業です。厚生労働省の「職場における腰痛予防対策指針」では、重量物の取り扱いや腰を深く曲げる姿勢が腰部への負担要因とされており、作業の自動化・省力化や、困難な場合の補助機器活用による負担軽減が示されています。
日本軽金属の清水工場における導入の背景と現場の声
日本軽金属の清水工場では、包装された1個約25kgの製品をパレットへ積み付ける作業があり、1日に約250個を取り扱っています。中腰での持ち上げ作業が続くため、以前から作業者の腰への負担が課題となっていました。
これまでも休憩の取得やバランサーを活用した省力化が検討されたものの、フォークリフトに乗る工程があるなど、設備や作業環境との兼ね合いから機械化が難しい部分がありました。また、顧客の細かなニーズへの対応として人による作業を残すことも重要なため、人の作業そのものを支援する手段としてマッスルスーツの導入が検討されました。
現場での試着を経て導入され、作業者からは姿勢を起こしてくれる感覚があり腰の負担が軽くなったことや、着脱が容易で補助力を自身に合わせて調整できる点が使いやすいといった声が上がっています。
「マッスルスーツEvery」は、中腰姿勢の維持や重量物の持ち上げ作業時に腰の負担を低減するアシストスーツです。電力を使用せず、圧縮空気を用いた人工筋肉で補助力を発揮します。


- 製品名:マッスルスーツ Every(エブリィ)
- 価格:149,600円(税込)
- 重量:3.8kg
- 最大補助力:25.5kgf
- サイズ展開:S-M:150~165cm、M-L:160~185cm
- 製品URL:https://musclesuit.co.jp/product/every/
体験可能な神楽坂ショールーム

「マッスルスーツ」は2026年4月末現在で累計40,000台を超える出荷実績を持ち、多様な現場で導入されています。イノフィスは2025年5月に「神楽坂ショールーム」を開設しており、各種スーツなどの使用感を体験できます。今後取り扱いを予定している物流系ソリューションの展示も順次進める方針です。
- 名称:「神楽坂ショールーム」
- 所在地:〒162-0825 東京都新宿区神楽坂4丁目2−2 森戸記念館3階(東京理科大学13号館)
- 営業時間:平日火曜~金曜 10:00~17:00(完全予約制)
- 予約URL:https://innophys.jp/exhibition-hall/
本記事は株式会社イノフィスの発表をもとに作成しました。
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