クラフティア、戦略投資ファンドを設立し11月2日より本格運営を開始へ
福岡県福岡市に本社を置く株式会社クラフティアは、国内企業の持続的な企業価値向上を目的とした戦略投資ファンド「クラフティア サクセッション・バリュー・パートナーズ投資事業有限責任組合」を2026年8月に設立した。同ファンドは11月2日より本格的な運営を開始する。事業承継を重要な投資テーマの一つと位置付け、成長投資や企業再編など多様な戦略投資を通じて投資先企業の中長期的な企業価値向上を目指すとしている。
同ファンドは、短期的な投資収益の追求にとどまらず、中長期的な価値創造を重視した戦略投資を行うことを基本方針としている。クラフティアグループが有する顧客基盤、技術力、現場力、人材ネットワーク、全国に展開する事業基盤を活用し、投資先企業との協働を通じてシナジー創出を目指す。
また、すでに運用しているCVCファンド「クラフティアイノベーション投資事業有限責任組合」の投資先企業について、成長ステージや資本政策の進展に応じた継続的な成長支援を行う受け皿となることも想定している。

代表取締役社長執行役員の石橋和幸氏は、本ファンドについて「そのような企業の成長と変革を支援し、企業価値向上を実現するための新たな戦略投資プラットフォームです」とコメントし、単なる資金提供にとどまらずグループの強みを生かして投資先企業とともに新たな価値創造に取り組む意向を示している。
設立の背景と目的
日本企業が後継者不足による事業承継問題やDX・GXへの対応、人材不足、生産性向上、産業構造の変化などに直面するなか、優れた技術や人材を有しながらも成長投資や資本政策を十分に実行できない企業が存在している。
クラフティアは創立100周年(2044年)に向けた長期ビジョンのもと、こうした企業の経営課題解決と企業価値向上を支援し、新たな事業機会の創出を図るためにファンドを設立した。投資先企業に対しては資本参加に加え、必要に応じて経営基盤強化、人材支援、事業成長支援、DX推進などを行い、中長期的な成長を支援する方針を掲げている。
投資方針と主な対象領域
同ファンドの投資スタイルおよび対象領域は以下の通りとなっている。
- 投資スタイル:事業承継、成長投資、企業再編、カーブアウト、上場企業を含む資本政策への対応、戦略的業務提携、資本提携
- 主な投資領域:グリーンイノベーション、配電・電気・空調衛生・情報通信工事関連、AI・デジタルソリューション、建設テック、不動産・街づくり、クラフティアグループとのシナジーが期待できる領域
これらの投資を通じて既存事業の強化に加え、新規事業の創出やM&Aによる事業領域の拡大を図るとしている。
今後の展開
クラフティアグループは、本ファンドを通じて有望企業との関係構築を進め、新たな技術・サービス・人材へのアクセス強化を図る。さらに投資先企業との協業を通じた新たな事業機会の創出と事業ポートフォリオの高度化を推進していく予定だ。

今後も「Craft × Innovation × Action」の理念のもと、持続可能な社会の実現と企業価値向上の両立を目指して取り組むとしている。

本記事は株式会社クラフティアの発表をもとに作成。
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