SoVeCとソニー開発の音声ARがヨシロットン展に採用 26年10月開幕へ
東京都港区に本社を置くSoVeC株式会社は、アーティストYOSHIROTTEN氏による過去最大規模の個展「ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH」のサウンド体験「SPACE VOICE」において、同社がソニー株式会社と開発した「音響ビーコンを用いた音声AR体験」が採用されたことを発表した。展示空間を移動する来場者の位置に応じて音声コンテンツが自動再生される仕組みとなっており、作品世界と交信するかのような鑑賞体験を提供する。本展は2026年10月30日(金)からの開催が予定されている。


移動に合わせて音が変化する音声AR体験
「SPACE VOICE」は、従来の解説を聞く音声ガイドとは異なり、鑑賞体験を音で拡張する有償の音声AR体験となる。来場者がオープンイヤー型ヘッドホンを装着して展示空間を巡ると、会場内に設置された音響ビーコンによる位置検知によって、現在地や作品に応じた音声コンテンツが自動で再生される。耳を塞がないオープンイヤー型ヘッドホンを採用したことで、展示空間の環境音や空気感を感じながら音声を聴くことが可能となり、作品と音、空間が一体となった鑑賞体験を実現するとしている。
榮倉奈々氏や作家本人によるナビゲーションを提供
音声コンテンツには、オフィシャルナビゲーターを務める榮倉奈々氏によるナレーション版と、アーティストであるYOSHIROTTEN氏本人が作品の背景や制作意図を語る音声版の2種類が用意される。来場者は好みの視点を選択して鑑賞できる。また、多言語対応として英語版コンテンツも用意されており、J-WAVE NAVIGATORの甲斐まりか氏がナビゲーションを担当する。
屋内での位置検知を可能にする音響ビーコン技術
今回の体験を支える音響ビーコン技術は、会場のスピーカーから流れる識別音をスマートフォンのマイクで検知し、来場者の位置をリアルタイムに特定する。これにより、GPS信号が届きにくい屋内空間であってもエリアに応じた個別の音声や映像の再生制御が可能となる。同社は、展示会やイベント、観光施設などで新たな体験価値を創出する位置連動型ソリューションとして本技術の展開を進めている。
なお、今回のサウンド体験におけるシステム開発および提供はSoVeC株式会社が担っており、東京都によるスタートアップ支援の取り組み「TIB CATAPULT」に参画する森ビル株式会社、ソニーグループ株式会社、大日本印刷株式会社の支援を受けて実施される。
展覧会の開催概要
- 展覧会名:ヨシロットン展 彼方との交信/BEYOND EARTH
- 会期:2026年10月30日(金)~2027年1月11日(月・祝)
- 会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C・SKY GARDEN & POOL(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45階・49階)
- 主催:ヨシロットン展製作委員会(森ビル株式会社、株式会社YAR、株式会社博展、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 CCCアートラボ)
- 音声AR体験名称:SPACE VOICE(有償)
- 公式サイト:https://www.tokyonode.jp/events/yoshirotten/
本記事はSoVeC株式会社の発表をもとに作成。
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