キッチンテクノが東京と大阪でラーメン学校を2026年11月に無料開催へ
業務用厨房機器の販売や施工を手がけるキッチンテクノ株式会社は、ラーメン店の開業希望者や自家製麺への移行を検討する飲食店経営者を対象とした「ラーメン学校」を、2026年11月に東京と大阪で開催する。参加費は無料で、スープ作りや製麺実習に加え、新たにスチームコンベクションオーブンを用いたチャーシューの調理実演なども行われる。
開校の背景と飲食業界の現状
帝国データバンクの調査によると、2025年の飲食店の倒産は900件で過去最多を記録し、前年の894件から3年連続で増加している。食材費や光熱費の高騰に賃上げの負担が重なる一方、飲食業界の価格転嫁率は32.3%にとどまり、全業種平均の39.4%を下回っている。
調理現場の負担も課題となっており、豚骨や鶏白湯などの濃厚系スープの仕込みでは、従来のオープン寸胴を使うと強火で10時間から12時間の加熱が必要となる。焦げ付きを防ぐ監視の手間や、寸胴を複数並べる店で月間のガス代が15万円から20万円に達するケースもある。同社は、厨房機器の販売や開業支援の延長として、圧力寸胴鍋による仕込み時間の圧縮や製麺技術を学べる場を提供している。
調理実習とメーカー協力による調理実演
講座では、実践的な4つの実習が実施される。

- 圧力寸胴鍋:オープン寸胴で10時間かかるスープの仕込みを、2時間から2.5時間に圧縮する実演を行う。120℃の高温・高圧下で骨のコラーゲンの分解を早め、およそ5分の1の時間で同程度のうまみを抽出できる手法を紹介する。
- 製麺機:実際に機材を操作しながら、製麺を体験する。
- スチコン:焼く・蒸す・煮るを1台でこなすスチームコンベクションオーブン(スチコン)のメーカーであるコメットカトウの協力のもと、チャーシューの調理実演を行う。実演したレシピは参加者に特別公開される。
- 特別講義:ラーメンの基礎から開業後の経営までを学ぶ。東京会場では、11月18日(新規開業者向け)にUSENの協力による開業資金や物件探しの講義が行われ、11月17日(既存店向け)にも協力企業による特別講義が予定されている。
東京と大阪で開催される講座の概要

講座はいずれも少人数制で実施され、各回の定員は10名となっている。定員に達した日程から受付を終了する。

東京会場
- 日程:11月17日(火・既存店向け)、11月18日(水・新規開業者向け)
- 時間:10:30〜14:30
- 会場:東京ラーメン専門館(東京都足立区東綾瀬2-1-14)
- 主催:キッチンテクノ株式会社 特販課
- 定員:各回10名
- 参加費:無料
- お問い合わせ:03-5285-3301(受付時間 9:00〜18:00、土日祝を除く)
大阪会場
- 日程:11月12日(木)
- 時間:10:30〜14:30
- 会場:テンポス大阪ラーメン専門館(大阪府大阪市住之江区北島2-1-8)
- 定員:各回10名
- 参加費:無料
- お問い合わせ:06-6474-7722

同社は、厨房機器の販売だけでなく使いこなす段階まで含めて飲食店の経営を支えることを事業の一部と位置づけ、本講座の技術を無料で公開しているとしている。
- 商号:キッチンテクノ株式会社
- 代表者:代表取締役社長 森下和光
- 所在地:〒162-0052 東京都新宿区戸山3丁目15-1 日本駐車ビル1F
- 設立:2004年4月1日
- 資本金:9,900万円
- グループ:テンポスホールディングスグループ
- 事業内容:業務用厨房機器の販売、部品販売とメンテナンス、設計と施工、飲食店開業支援、買取と引取、解体工事
- URL:https://www.kitchen-t.co.jp/
本記事はキッチンテクノ株式会社の発表資料および帝国データバンクの公表情報をもとに作成しています。
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