日本製紙のパッケージ紙化調査、プラ削減への期待や自然な風合いが支持集める
日本製紙株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:瀬邊明)は、「TOKYO PACK 2026」の自社ブースにおいて実施したパッケージの紙化に関するアンケート結果を公表した。展示会来場者を対象にしたシール投票により、紙化に期待するメリットや魅力を感じる紙の風合いについて意識を調査した。その結果、環境面への期待が重視されるとともに、素材の選択では紙ならではの自然な風合いが支持される傾向が明らかになった。
紙化への期待はプラスチック削減など環境面が約65%

パッケージの紙化に最も期待するものを尋ねる質問では、「プラスチック使用量を削減できること」が348票(38.8%)で最多となった。次いで「消費者に環境配慮が伝わりやすいこと」が241票(26.9%)となり、この2つの選択肢で全体の65.7%を占めている。
また、「紙ならではのやさしい質感や美粧性を生かせること」は178票(19.9%)となり、素材としての魅力にも一定の期待が寄せられた。一方、「フィルム代替によるBCP対策につながること」は129票(14.4%)にとどまり、4つの選択肢の中で最も少ない結果となった。
風合いはクラフト調の未晒紙が最多の支持

紙パッケージの原紙や風合いとして最も魅力を感じるものについての質問では、「エコ・ナチュラルな印象のあるクラフト調の未晒紙」が315票(43.0%)で最多となった。続いて「紙らしい自然な風合いの白色上質紙」が243票(33.1%)となり、紙ならではの質感を特徴とする2つの選択肢で76.1%を占めた。
一方、「きれいな印刷が映える白色コート紙」は175票(23.9%)で3つの選択肢の中で最も少ない結果となった。プラスチックフィルム包装では光沢感のある鮮やかな印刷表現が広く用いられる傾向があるのに対し、紙パッケージにおいては自然な質感や風合いを生かしたデザインが好まれる傾向がうかがえる。
機能性と紙の特性を生かした素材開発へ
日本製紙株式会社は、アンケート結果から紙パッケージにはプラスチック使用量の削減に加え、素材そのものの質感や風合いを生かした商品づくりへの貢献が期待されているとみている。パッケージとして内容物の保護や品質保持といった機能面を確保しながら、紙の特性を生かすことが重要になるとしている。
同社では、今回のアンケートで得られたニーズを踏まえ、紙の特性を生かしたパッケージ向け素材の開発・提案を進めていく方針だ。
アンケートの概要は以下の通り。なお、本アンケートは展示会ブースにおける来場者の投票結果であり、業界全体や一般消費者の意向を代表するものではない。割合は各設問の投票総数を基に算出されている。
- 実施期間:2026年10月14日(水)~16日(金)
- 実施場所:TOKYO PACK 2026 日本製紙ブース
- 調査方法:来場者によるシール投票
- 投票総数:Q1=896票、Q2=733票
- 調査内容:紙化に期待するメリット、魅力を感じる紙の原紙・風合い
本記事は日本製紙株式会社の発表をもとに作成しています。
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