HPE、ガートナーのESP部門マジック・クアドラントでリーダーの1社に
米国ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(HPE)は、米調査会社ガートナーが発表した「2026 Gartner Magic Quadrant for Enterprise Storage Platforms(ESP)」において、リーダーの1社に位置付けられたことを発表した。あわせて、同部門のクリティカル・ケイパビリティ(重要機能)においても評価を獲得している。同社は「HPE Alletra Storage MP」やクラウドプラットフォーム「HPE GreenLake」を通じ、AI活用やハイブリッド環境におけるデータ管理基盤を展開している。
HPE Alletra Storage MPは、ブロック、ファイル、オブジェクトストレージを単一の疎結合型スケールアウトアーキテクチャに統合したプラットフォームである。容量と性能のニーズに応じて個別の拡張が可能となっており、近年では以下の機能強化や製品展開が行われている。

- 非構造化データとAI活用向けのX10000:オブジェクトストレージとネイティブファイルサービスを統合し、AI推論ワークロード向けのRDMAアクセラレーションなどを実現。「NVIDIA-Certified Storage」認定を取得している。また「HPE Data Fabric Software」により、エッジからクラウドまでのデータアクセスやガバナンスに対応する。
- 統合ブロック/ファイルストレージのB10000:単一OSとアーキテクチャ上で提供される疎結合型スケールアウトプラットフォーム。コントローラーノードを2台から6台まで1ノード単位で無停止拡張できる柔軟性を備え、内蔵のデュアルノードフォールトトレランスにより最大50%高い性能を提供する。
自律型AI運用と多層的なデータ保護機能
運用面では、B10000向けにリアルタイムのエージェント型AI駆動サポートを実装した。インフラの障害を自律的に検知・分析・解決し、文脈を理解した対応策を提示する。これは同社が10年以上にわたり蓄積したAIOpsの知見に基づいている。
サイバーセキュリティおよびデータ保護の領域では、目標復旧時点(RPO)をほぼゼロに抑える「HPE Zerto Software」や、変更・削除ができないバックアップを実行する「HPE StoreOnce Systems」を提供している。B10000にはネイティブのランサムウェア検知機能や自動化されたイミュータブルリカバリーポイント、SIEM連携などが組み込まれている。
公共安全や医療、企業インフラでの導入事例
同プラットフォームは、事業継続性や運用の柔軟性が求められる多様な現場で導入が進んでいる。
ニューオーリンズ市のリアルタイムクライムセンターでは、数千本の映像フィードを安定処理しながらサーバーの継続稼働を維持し、初動対応者への情報提供を迅速化している。
また、医療分野のブルックスリハビリテーションでは、4対1のデータ削減率を達成してストレージ容量を効率化しつつ、過去2年間に新設された病院1施設と20以上のクリニックの運用を支えている。
ヘニングスグループにおいては、データ復旧に要する時間を数日から数分または数時間に短縮し、将来的な事業拡大にも既存インフラを全面刷新することなく拡張できる体制を整えた。
HPE(Hewlett Packard Enterprise)の概要
- 本社所在地:米国テキサス州ヒューストン
- 上場市場:ニューヨーク証券取引所(NYSE: HPE)
- 公式サイト:www.hpe.com(日本向け:www.hpe.com/jp/)
本記事はHPEの発表をもとに作成されています。
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