タケ・サイト、DPOによるS種優先株式募集に向けた投資意向調査を開始へ
静岡県静岡市に本社を置くタケ・サイト株式会社は、DPO(Direct Public Offering=株式の直接公募)によるS種優先株式の募集に先立ち、投資意向調査(需要調査)を開始します。調達予定の資金は、生コンクリート製造時に生じるスラッジを二酸化炭素の吸収・固定を行う再生資源へと転換する新工場の立ち上げや、量産設備の整備、運転資金に充てられる予定です。本調査は事業や資金調達への関心を確認するアンケートであり、株式取得の申込みや投資契約ではありません。
DPOによるS種優先株式の発行に向けた投資意向調査
DPOは、企業が証券会社などを介さずに事業や理念へ賛同する出資者を直接募る資金調達の手法です。同社は金融商品取引法に基づき東海財務局へ有価証券通知書を提出しており、資源循環や脱炭素化に関心を持つ個人や法人とのつながりを築くことを目指しています。

発行が予定されているS種優先株式は、株主総会における議決権を有しない一方、会社清算時に債務の弁済後も残余財産がある場合は普通株主に優先して分配を受ける権利を持ちます。発行総額の上限は9,900万円で、希望総額が上限を超えた場合は申込株数の調整が行われることがあります。なお、投資意向調査の開始日について、同社は2026年9月8日とする記述とともに、概要表において2026年9月7日とも記載しています。
生コンスラッジを再生資源に転換する技術開発
生コンクリートの製造工程で発生する泥状の副産物「生コンスラッジ」は、多くが産業廃棄物として処理されており、処理費用の増加や最終処分場のひっ迫、環境負荷が課題となっています。
同社は生コンスラッジを資源として捉え、二酸化炭素を吸収・固定して再利用可能な粉体へ転換する独自技術を開発しました。この粉体を「TAKEcite(タケサイト)」として製造・販売しており、今後は静岡市内で新工場を立ち上げて量産体制を整える計画です。代表取締役社長の武田雅成氏は、今回のDPOを通じて技術と事業の可能性に共感する出資者とともに新工場の立ち上げと量産化を進める意向を示しています。
再生資源を活用した製品展開と実績
同社は、生コンスラッジから生まれたCCU粉体(リサイクル石灰)を配合した生コンクリート圧送用先行剤「RUBURI(ルブリ)」を製造・販売しています。
ルブリはコンクリートポンプ圧送工事の開始時に先送りモルタルの代替として用いられ、資材ロスや廃棄負担の低減を目的とした製品です。約10年の販売実績を持ち、同社は本製品の販売を通じて建設分野での再生資源活用を進めています。
株式発行の概要と企業情報
発行予定の内容および会社概要は以下の通りです。

- 発行予定株式:S種優先株式
- 発行予定価格:1株1,000円
- 調達方法:DPO(株式の直接公募)
- 申込対象:個人・法人
- 主な資金使途:新工場・量産設備・運転資金
- 投資意向調査アンケートURL:https://form.run/@takecite-ps-survey
- 社名:タケ・サイト株式会社
- 所在地:静岡県静岡市駿河区敷地一丁目3番35号
- 事業内容:生コンクリートスラッジの再資源化、CCU粉体の製造・販売等
- 問い合わせ先TEL:054-237-6717
本記事はタケ・サイト株式会社の発表をもとに作成しています。
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