フィッシュパス、九州大学のミズワタクチビルケイソウ特異的検出技術の実施許諾を取得
株式会社フィッシュパスは、国立大学法人九州大学が保有する「ミズワタクチビルケイソウの特異的検出」に関する発明(特願2023-170652)について、2026年10月13日付で実施許諾を受けました。同社は保有する環境DNA分析・調査技術と同技術を組み合わせ、ミズワタクチビルケイソウの分布把握やモニタリングなどへの社会実装を進めるとしています。
技術導入の背景と課題
ミズワタクチビルケイソウは河川環境において分布状況の把握が求められている生物ですが、河川における生物分布を広範囲かつ継続的に調べるにあたっては、人的・時間的な負担が課題となっていました。
そこで株式会社フィッシュパスは、水中に含まれる生物由来のDNAを分析する環境DNAに着目しました。採取した河川水から対象生物のDNAを検出することで、効率的な分布把握やモニタリングにつなげる取り組みを進めています。
九州大学が開発した検出技術の特許
今回実施許諾の対象となったのは、国立大学法人九州大学が保有する「ミズワタクチビルケイソウの特異的検出」に関する特許出願(特願2023-170652)です。
本検出法は、JSPS科研費 JP19K06187および水産庁が令和3年度から令和5年度に実施した「効果的な外来魚等生息管理技術開発事業」により、九州大学の鵜木陽子氏が開発しました。株式会社フィッシュパスは本技術の実施権許諾を受け、自社が展開する環境DNA事業への活用を開始します。
環境DNA分析の社会実装と今後の展開
株式会社フィッシュパスでは、河川や湖沼などで採取した水からDNAを抽出・分析して生息生物を調べる環境DNA事業を手がけています。同社が培ってきた採水・環境DNA分析・結果の可視化といったノウハウと九州大学の研究成果を組み合わせ、ミズワタクチビルケイソウの調査・モニタリングに活用できるサービスとして展開する方針です。
今後は自治体、漁業協同組合、河川管理者、研究機関等との連携を進め、分布状況の把握や継続的なモニタリングへの活用を目指すとしています。また、環境DNAによって得られるデータを蓄積し、河川環境の変化を継続的に把握できる仕組みづくりにつなげるほか、大学・研究機関の研究成果と同社の技術を組み合わせて水域環境の課題解決に取り組むとしています。
株式会社フィッシュパスの概要
- 会社名:株式会社フィッシュパス
- 所在地:福井県坂井市丸岡町熊堂3-7-1-16
- 代表者:代表取締役 西村 成弘
- 設立:2016年10月
- 事業内容:オンライン遊漁券アプリ「フィッシュパス」の企画・開発・運営、環境DNA調査事業
- コーポレートサイト:https://fishpass.jp/
- サービスサイト:https://www.fishpass.co.jp/
本記事は株式会社フィッシュパスの発表をもとに作成されています。
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