ストリートが実写とAIを融合した通販番組の制作を開始 森永製菓など3社で放送
ダイレクトマーケティングを包括的に支援する株式会社ストリート(東京都港区、代表取締役:桑畑 治彦)は、実写スタジオ撮影と生成AI映像を融合させた「スタジオ×AI通販」を始動し、森永製菓株式会社(東京都港区、代表取締役社長 COO:森 信也)、ビタブリッドジャパン株式会社(東京都港区、代表取締役社長 CEO:大塚 博史)、株式会社オージオ(東京都中央区、代表取締役:安野 明子)の3社で放送を開始した。
同一の番組尺(120秒)において従来のフル実写撮影で制作した同社制作実績と比較し、AIの活用により台本作成から放映までの制作期間を約1ヶ月半短縮するとともに、制作コストを約80%削減することを可能にした。新商品で低コストでの挑戦を検討する企業や、テレビ未経験の企業が参入しやすい環境を整えたとしている。
開発の背景とハイブリッド型制作の採用
ストリートでは従来、複数企業でコストを分担する共同制作型のスタジオ撮影であっても、台本作成から放映までに約4〜5ヶ月を要し、1社あたり数百万円程度の費用がかかることが一般的だった。この点がテレビ広告未経験の企業や、新商品のテスト出稿を検討する企業にとって参入のハードルとなっていた。



こうした制作期間とコストの課題を解消するため、同社は実写スタジオでの撮影シーンと生成AI映像を掛け合わせたハイブリッド型の制作手法を採用した。実写パートによってAIの技術的弱点とされるライブ感やリアルさを保ちつつ、低コストでの制作を可能にする「スタジオ×AI通販」の企画・開発に至った。
実写とAIの融合による演出と権利リスクへの配慮
「スタジオ×AI通販」では、スタジオ出演者がCM全編のナレーションを担当することで、実写パートとAI生成パートの一貫性を演出している。スタジオ内のモニターに生活シーンの映像を映し、出演者が指し示しながら解説する演出を取り入れ、実写とAI生成映像の境目を感じさせない構成を実現した。正確性が求められる商品パッケージやロゴについては、専任制作チームによる合成編集を行っている。
また、登場人物には同意書を締結した「100%自社社員データ由来」のクリーンなデータのみを使用している。これにより、商品の特性やターゲットに合わせて様々な人物像やパターンを生成でき、著作権・肖像権リスクの低減を図ることができる。なお、100%自社社員データ由来とは、生成AIのベースモデルが持つ一般的な知識や過去の学習データに基づく推論(動きや表情の生成プロセス等)を除き、キャラクターの顔や容姿を構成する参照元データにおいて出所不明な外部データを使用せず、同意を得た自社社員のデータのみを用いていることを指す。
制作フローと放映概要
制作にあたっては、撮影済みスタジオ素材を活用しながら台本を作成する。営業担当、AIクリエイティブチーム、ディレクターが連携して静止画・CG・映像イメージのすり合わせを行った上で、AI生成と編集を進める。AIの活用による制作期間短縮に加え、複数企業で制作を同時進行することで1社あたりの制作コスト削減を実現している。
映像事例および番組概要は以下の通り。
映像事例
- 森永製菓「おいしいコラーゲンドリンク」
- ビタブリッドジャパン「アクティブリッチ5」(※一部映像に編集・加工を行っています。)
- オージオ「ローヤルゼリーもっちりジェル」(※一部映像に編集・加工を行っています。)
番組概要
- 放送エリア:全国
- 放送時期:2026年8月中旬より順次放送
- 番組尺:120秒
株式会社ストリート AI Creative Team 責任者の益子 葵氏は、「実写のリアルさとAIの柔軟性を掛け合わせることで、クオリティを落とさずコストと制作期間の壁を下げられたのではないかと感じています」とコメントしている。
今後の展望と会社概要
ストリートは今後、スタジオシーンやナレーションも含めたフルAI制作への発展や、より長尺素材のAI制作を目指す方針だ。ハイブリッド型によるリアルさを強みとしながら、より多くの企業がテレビ広告に挑戦できる環境づくりを進めるとしている。
株式会社ストリート 会社概要
- 商号:株式会社ストリート
- 所在地:東京都港区港南2-15-3 品川インターシティC棟25F
- 代表者:代表取締役 桑畑 治彦
- 事業内容:デジタル広告・テレビ通販を主軸に企業のダイレクトマーケティングを総合的に支援
- URL:https://www.street-inc.com
本記事は株式会社ストリートの発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



