MAAD株式会社一級建築事務所がデザインを手掛ける「Office Y」静岡県富士市に竣工
静岡県富士市で金型メーカーの新社屋計画Office Yが竣工
CATEGORY: ビジネス



東京都に本社を置くMAAD株式会社一級建築士事務所は、静岡県富士市で建設を進めていた金型メーカーの新社屋計画「Office Y」が竣工したことを発表しました。
富士山麓の敷地に位置する本プロジェクトは、次世代に繋がるオフィスをつくりたいという経営者の想いをもとに計画されました。富士山麓の自然と同社が培ってきたものづくりの技術を建築空間に融合させています。
土地の記憶と自社の技術を体感するエントランス
エントランス中央には、建設用地の掘削時に地面から掘り起こされた富士山の大きな溶岩が据え付けられています。空間はコーポレートカラーの赤を基調とし、壁一面には同社の核心技術であるアルミダイカストを用いた15cm角の特注会社ロゴを配置しました。訪れる人が富士山麓という土地の文脈と自社の技術を五感で体感できる空間としています。
自社素材と自然を感じられる執務エリア
執務空間全体は、アルミ合金をイメージしたグレートーンで仕上げられています。硬質なマテリアルの中に円形照明やライン照明による光のコントラストを配置しました。プロダクトが生み出される工場ゾーンに隣接してコミュニケーションが生まれるマーケティングや営業部門を設けたほか、緑や空と繋がりながら執務できるエンジニアブースなども備えています。
富士山を一望する茶室ラウンジ
建物の5階には、社長室とともに富士山を一望できる茶室ラウンジをデザインしました。ベージュトーンで包まれた茶室や和室は、日常から離れて深い思索に没頭したり対話が生まれたりする「熟考の場」として機能します。
設計を手掛けたMAAD株式会社一級建築士事務所の村木 計代表取締役は、「富士山の荒々しい生の溶岩と、精緻なダイカストアルミという対比的な素材を同居させることで、その土地と企業がもつ歴史と技術力を立体的に表現しました」とコメントしています。1階に理念と歴史、2・3階の執務室に現在、5階に未来という役割を持たせ、吹き抜けを貫く光のラインで縦に繋ぎ合わせたとしています。
クライアント企業の代表取締役は、世界の困りごとを安心に変えられる場所でありたいという願いを込めたとし、地域での認知度向上や今後の採用活動を見据えてオフィスを目指したと振り返っています。また、施工を担当した井上建設株式会社の代表取締役は、クライアントの想いに対しデザイン提案と施工技術が融合することで価値ある建築を実現できたと言及しています。
- プロジェクト名:Office Y
- 所在地:静岡県富士市
- 用途:オフィス(事務所・ラウンジ)
- デザイン・基本設計:MAAD株式会社一級建築士事務所
- 実施設計・施工:井上建設株式会社
- 構造・規模:鉄骨造・地上5階建て
- 写真撮影:白井 晴幸
- 物件詳細:https://maad.co.jp/works/oyf
本記事はMAAD株式会社一級建築士事務所の発表をもとに作成しました。
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