Craifが営業特化の新会社Craif Frontierを設立
バイオAIスタートアップのCraif株式会社は、研究開発力を社会的なインパクトにつなげるため、営業に特化した新会社「Craif Frontier」を2026年9月15日に設立しました。新会社は、がんリスク検査「マイシグナル」などのサービスについて、法人企業や医療機関、調剤薬局、ドラッグストアなどへの導入を全国で加速させていくとしています。
新会社設立の背景と狙い
小野瀨 隆一氏がCEOを務めるCraif株式会社は、2018年に創業し、創業以来の資金調達ラウンドの総額が約142億円にのぼるバイオAIスタートアップです。同社が提供する「マイシグナル」は、尿中マイクロRNAをAIで解析し、すい臓がんなど10種のがんリスクをがん種別に判定する検査で、2026年10月現在で法人900社以上、2,500以上の医療機関、4,700店舗以上のドラッグストア・薬局等に導入され、累計利用件数は11万件を超えています。
国立がん研究センター「がん統計」によると、日本国内では毎年約100万人が新たにがんと診断されており、潜在的な受検対象者は数千万人規模にのぼるとされています。同社は、研究開発の成果を実用化し社会に広く届けるうえでディープテック最大の難題となる「社会実装」の壁を営業の力で埋めるため、新会社の設立に至ったとしています。

Craif Frontierの事業展開と体制
Craif Frontierは、Craifが研究開発するサービスの営業・販売を専門に担います。導入先となる法人企業、医療機関、調剤薬局・ドラッグストアの3領域において、経営者や人事、医師、バイヤーに対し、検査でできること・できないことを伝えたうえで価値を提案し、全国の受検機会拡大を目指します。
組織体制は10名の立ち上げメンバーでスタートし、半年後に50名規模を目指す方針です。代表取締役の播 太樹氏は「技術と社会の間にあるラストワンマイルを、営業の力で繋ぐべく、新会社『Craif Frontier』を立ち上げました」とし、強固な営業組織を築き上げる意向を示しています。

Craifが展開する「マイシグナル・スキャン」は、尿中のマイクロRNAを抽出しAIで解析することで、すい臓がんを含む10種のがんリスクを、がんの種類別に、ステージ1から評価する検査です(卵巣がん・乳がんは女性のみ、前立腺がんは男性のみ検査対象)。
なお、同検査は医療機器ではなく、解析した情報を統計的に計算することによりリスクを判定するものであり、医療行為としてがんに罹患しているかどうかの「診断」に変わるものではなく、リスクが低いと判定された場合でもがんが無いまたは将来がんにかからないとは限らないとしています。
会社概要
Craif Frontier
- 社名:Craif Frontier
- 設立日:2026年9月15日
- 代表取締役:播 太樹
- 事業内容:Craifが研究開発するサービス(がんリスク検査「マイシグナル」等)の営業・販売、販路開拓、法人向けヘルスケア導入支援
- 所在地:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
Craif株式会社
- 社名:Craif株式会社
- 代表者:代表取締役 小野瀨 隆一
- 設立:2018年5月
- 資本金:1億円(2025年4月1日現在)
- 本社:東京都新宿区新小川町8-30 THE PORTAL iidabashi B1F
- URL:https://craif.com/
本記事はCraif株式会社の発表をもとに作成されています。また、文中の新規がん診断者数に関する記述は国立がん研究センター「がん統計」に基づいています。
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