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別府のひょうたん温泉がAI予測モデル導入 全社員で顧客ニーズ検証へ

大分県別府市・鉄輪温泉で1922年に創業した「ひょうたん温泉」は、AIを活用して来場動向や顧客ニーズを先読みする「AI予測モデル」の取り組みを開始しました。AIによる予測をもとに人が考え、現場で施策を試し、全社員で検証するサイクルを進めます。従来は経営者や一部幹部が中心となって考えていた来場客の動向やニーズを現場の社員一人ひとりまで共有し、実際の来場者数や売上、顧客の反応と照らし合わせて次の施策につなげる方針です。

AIで「次に来るお客様」を可視化し現場施策へ反映

観光施設の来場者数は、気温や天候、曜日、連休、季節行事、旅行需要など多様な要因で変化します。また、県外からの来訪者であっても、家族連れや友人同士、学生、カップル、海外からの旅行者など、目的や求める体験はそれぞれ異なります。

ひょうたん温泉では、過去の来場データや季節要因、観光動向などをもとにAIを活用し、「いつ、誰が、何を求めて来るのか」を仮説として可視化します。導き出された予測は、SNS発信や広告、イベント、商品開発、館内POP、接客、飲食メニューといった施策へ反映させていきます。

予測と現場の「答え合わせ」を全社員で繰り返す

同取り組みでは予測の的中率だけでなく、実行後の検証プロセスを重視しています。AIでの予測から顧客の具体化、現場での施策実行、来場者数や売上などの確認、全社員での「答え合わせ」を経て次の予測へつなげるサイクルを繰り返します。単に来客の増減を見るだけでなく、訪問客の内訳や来場時間、利用した温泉、飲食内容、利用しなかった項目まで細かく確認します。

また、取り組みを経営幹部だけで完結させず、社員がAIを学ぶ機会を設けながら現場で考え、振り返る組織づくりを目指しています。代表者は、AIに仕事を任せるのではなく、AIを使って人がもっと考える会社にしていきたい旨をコメントしています。

年間来場40万人を視野に老舗の経営改革を推進

現在、ひょうたん温泉には年間30万人台の客が訪れており、次は年間来場40万人を目標に掲げています。単純に来場者数を追うのではなく、AIによる未来予測と目の前の顧客への対応の両方を重視しながら達成を目指します。

同施設は源泉100%かけ流しの「源泉十割」や、源泉を水で薄めずに冷却する「湯雨竹」などを備え、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星を獲得しています。創業104年を迎えた老舗として伝統的な温泉文化を守りつつ、AI技術を経営に取り入れていく方針です。

  • 施設名:ひょうたん温泉
  • 所在地:大分県別府市鉄輪159-2
  • 営業時間:9:00~25:00(最終受付24:00)
  • 運営:株式会社ユーネット

本記事は株式会社ユーネットの発表をもとに作成されています。

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