株式会社良品計画は、2025年3月1日に奈良県橿原市のイオンモール橿原内に世界最大となる無印良品の店舗をオープンすると発表した。新店舗の売場面積は約8,200平方メートルで、2024年11月に閉店した同モール内の旧店舗の約10倍の広さとなる。

新店舗は、自然・循環・文化をテーマに、地域のコミュニティセンターとしての役割を担うことを目指している。店内には、マルシェや蚤の市などを開催できるスペースや、奈良県産の吉野杉を使用した憩いの場が設けられる予定だ。

また、新店舗は無印良品の資源循環型社会実現への取り組みの新たな拠点となる。これまで衣料品や収納用品、ペットボトル容器などの回収・リユース・リサイクルを行ってきたが、新店舗ではさらに家具や生活雑貨、服飾雑貨まで回収対象を拡大し、リユース商品の販売も強化する。店内にはリペア工房も併設され、古家具の修理・メンテナンスも行う。

さらに、新店舗には無印良品初の試みとして、書店と飲食店を融合したブックカフェ「本と喫茶」が併設される。約10万冊の書籍を取り扱う「橿原書店」と、地域の食材を生かした料理を提供する「Café&Meal MUJI」が一体となり、地域の人々の交流の場を創出する。