グロービングとLaboro.AI、AI-X社会実装へ向けジョイントベンチャー設立で合意

戦略×DXコンサルティングファームのグロービング株式会社と、カスタムAIの開発・導入を手掛けるLaboro.AI社は2024年5月13日、AIトランスフォーメーション(AI-X)分野でのサービス拡大に向けたジョイントベンチャー(JV)設立の検討に関する基本合意書を締結した。

両社は、AI・データ駆動型経営による企業の競争力強化の必要性が高まる中、AI-Xの社会実装を加速させることを目的に協働。グロービングの戦略×DXコンサルティング機能とLaboro.AIのAIテクノロジー産業実装機能を活用し、自動車・エネルギー産業など日本を代表する企業へAI-Xソリューションを提供していく。

本JVでは、経営レベルの意思決定からAI・データ基盤の実装、実際の運用まで一貫して支援。両社の経営資源を拠出し、クライアントの成長実現に責任を持って取り組む。単なる業務提携を超え、JV形態を取ることで両社のコミットメントを明確にし、AI-Xの啓蒙・旗艦役として社会の改革をリードしていく考えだ。

グロービングの田中耕平代表取締役社長と輪島総介代表取締役は、「AI-Xソリューション立上げはグロービングの悲願。Laboro.AIの先端AIテクノロジー知見が本JVに付与されることで、クライアントの企業価値向上支援を加速させ、コンサルティング業界自体の変革も促したい」とコメント。

Laboro.AIの椎橋徹夫代表取締役CEOは、「ハンズオン型での経営変革・DX推進に強みを持つグロービングとのJV設立検討は、AI-Xの実現に向けた企業変革を本格支援できる稀有な機会。3社連携し、各産業のリーディングカンパニーの本質的な変革に貢献したい」と述べている。

今回のJV設立は両社提携の第一歩であり、今後はグロービングのクラウドプロダクト事業領域などでも更なる連携深化を検討する。AI-Xによる企業変革の加速に向け、両社の協働が大いに期待される。