サッポロビールの紙製タンブラーもるたんが2026年度グッドデザイン賞を受賞
サッポロビール(株)が開発した、ビール製造過程で発生する副産物「モルトフィード」をアップサイクルした紙製タンブラー「もるたん」が、公益財団法人日本デザイン振興会主催の「2026年度グッドデザイン賞」を受賞した。
これまで主に飼料として活用されてきたモルトフィードの風合いを活かしながら、ビールをより深く楽しむための器へと昇華した点や、紙製でありながら高い飲用性と機能性を実現した点が評価された。
副産物をアップサイクルした紙製タンブラー
「もるたん」は、ビール製造過程で発生する副産物「モルトフィード」を活用して作られた紙製タンブラーである。パルプモールド成型技術を採用しており、プラスチック不使用の設計を実現した。素材の持つ風合いを活かした素地感が特徴となっている。
飲用体験を高める機能設計
「もるたん」は、ビールをおいしく楽しむための飲用体験を追求した設計が施されている。飲み口の厚さは0.6mmまで薄く設計されており、中央部の段差構造によって薄さを維持しながら持ちやすさ(把持性)の向上と飲用時の変形抑制を両立させた。
また、内側の星型エンボスを目安に注ぐことで、ビールと泡の比率が7:3になるよう設計されている。この星型のエンボスは、タンブラーを重ねた(スタック)状態からの引き抜き性を向上させる役割も持つ。さらに、ガラスやプラスチック製の容器と比べて結露を抑制し、手やテーブルを濡らしにくい仕様となっている。
審査員による評価
審査員は、一般的な紙コップに比べてビールを飲むための器としての完成度が高い点や、製造時の歩留まりとのせめぎ合いを感じさせる薄い飲み口が繊細な味わいを引き立てる点などを挙げた。評価コメントの中で審査員は、「醸造過程で出た副産物をビールをより深く愉しむための器へと見事に昇華させている」としている。
サッポロビール(株)は、事業の主要な資源である容器包装に対して「サッポログループ容器包装ビジョン」を策定している。製品ライフサイクル全体における環境への配慮とユーザビリティ確保を目指し、容器包装の研究開発に取り組んでいる。
サッポログループは今後も、事業活動を通じた世界的な社会課題の解決につながる価値創造に取り組み、「持続可能な社会の実現」と「グループの持続的な成長」の両立を目指すとしている。
本件に関する消費者からの問い合わせ先は以下の通り。
- サッポロビール(株)お客様センター ℡ 0120-207-800
本記事はサッポロビール(株)の発表をもとに作成。
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