おへそグループ「卒業のない、育ちをつなぐコミュニティ」佐賀発の新しい地域モデルが全国で評価 ― 2026年度「グッドデザイン賞」グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]受賞
みずものがたりのおへそ学道場、グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]を受賞


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佐賀県佐賀市で保育・教育・福祉事業を展開する社会福祉法人みずものがたり(おへそグループ)の取り組み「子どもたちの育ちをつなぐコミュニティ おへそ学道場 ― 卒業のない、育ちをつなぐコミュニティ ―」が、2026年度グッドデザイン・ベスト100およびグッドフォーカス賞[地域社会デザイン]を受賞しました。
公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞には例年5000件以上の応募があり、グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]は、グッドデザイン・ベスト100の中からさらに3件選出される特別賞です。卒園や進学によって途切れがちな居場所やつながりを成長に合わせて継続・発展させる仕組みや、人と人とのつながりをデザインした地域社会の可能性が評価されました。

子どもの声から生まれた「おへそ学道場」の歩み

おへそグループは、2011年に園児5名の小さな認可外保育園から始まりました。卒園を迎える子どもたちから寄せられた「大きくなっても、おへそに来たい」「僕たちの場所をなくさないで」という声を受け、年齢や制度で関係を終わらせず、成長に合わせて居場所が変わる仕組みの検討を開始しました。
2017年には放課後児童クラブ「おへそ学道場」を開設しました。その後も利用者の声や成長に応じて活動を広げ、中高等部、オルタナティブスクール、地域に開かれたブックカフェ、一般社団法人CCC、永久会員制度へと発展を遂げています。

制度や年齢の枠を超えて循環するコミュニティ

同グループでは、保育園・認定こども園・児童発達支援・放課後児童クラブ・中高等部・地域のブックカフェなどを展開し、人や活動が日常的に交わる環境を整えています。幼い頃に支えられていた子どもが成長して年下の子どもを支えたり、地域活動に参加したりするなど、「育てられる側」から「育てる側」へと役割が変わっていく仕組みが特徴です。
現在、保育園・認定こども園・児童発達支援で約200名、放課後児童クラブで40名、中高等部で22名が利用しています。オルタナティブスクールでは延べ140名が利用し、約80名の多様な職業人がキャリア教育に参画しているほか、中高生が運営する一般社団法人CCCは累計約90万円を地域に還元しました。学校卒業後も関係を継続できる永久会員制度には、次年度見込みを含め11名が所属しています。
審査委員による評価と今後の発信




今回の審査では、卒園や進学に伴う社会構造の断絶に対し、役割が循環する仕組みを設計した点が挙げられました。子どもが生涯関わり続ける仕組みに加え、自主事業と人材の兼任によって持続可能な運営構造そのものをデザインした点も評価されています。
おへそグループは、子どもたちの声に耳を傾けて既存の施設や地域資源をつなぎ直す手法は全国の保育園や地域でも応用できる可能性があるとして、世代を超えてつながり続けるコミュニティのあり方を全国へ発信していきたいとしています。
受賞概要
- 受賞名:2026年度グッドデザイン・ベスト100 及び グッドフォーカス賞[地域社会デザイン]
- 受賞対象:子どもたちの育ちをつなぐコミュニティ おへそ学道場 ― 卒業のない、育ちをつなぐコミュニティ ―
- 受賞団体:社会福祉法人みずものがたり(おへそグループ) 理事長:溝上泰弘
- 主な取り組み:保育園・認定こども園・児童発達支援・放課後児童クラブ・中高等部・オルタナティブスクール・地域ブックカフェ・一般社団法人CCC・永久会員制度
- 受賞ページ:https://www.g-mark.org/gallery/winners/39640
- 取り組みプレゼンテーション映像:https://youtu.be/7NHO6ShEjUk
本記事は社会福祉法人みずものがたりの発表をもとに作成しました。
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