マイナビ出版、韓国SF短編集『リシアンサス』を2026年10月22日に発売へ
株式会社マイナビ出版は、四六判文芸レーベル「MPエンタテイメント」の1冊として、韓国のSF作家ヨン・ヨルム氏による短編集『リシアンサス』(カン・バンファ氏訳)を2026年10月22日に発売します。
本作は、同レーベルにおいて初めて刊行される海外作品です。ディストピアや宇宙旅行、アンドロイドといったSF的な世界観を舞台にしながら、現代の孤独や生きづらさに寄り添う9編の短編が収録されています。
「MPエンタテイメント」はこれまで日本の作家の作品を刊行してきましたが、日本国内で韓国文学や韓国SFの展開が活発になっている背景を受け、初の海外作品として韓国文学を選びました。
近年は単行本の翻訳刊行にとどまらず、ウェブでの短編掲載や作家交流、日韓アンソロジーなどの取り組みが進んでいます。2021年に第8回SFアワード中短編部門優秀賞(書誌情報欄では第8回SFアワード中短編優秀賞)を受賞した表題作を含む本作は、SFの世界観を通じて普遍的な感情を描き出している点が特徴です。
本作には、小説家の新井素子氏や編乃肌氏が推薦コメントを寄せています。新井氏は「どの世界でもいつでも。誰かを想う気持ちは、やっかいで醜いけど素敵。うん、みんなおんなじなんだねって思える短編集」と感想を述べています。
収録作品の内容と著者・訳者について
本書には、大気汚染に見舞われた地球で人間と暮らす未登録の存在を描いた「リシアンサス」のほか、記憶を消すオプションをめぐる「ホウレンソウのソテー」、星間飛行を行うアンドロイドとの時間を描いた「わたしのエラーってひどいのでしょうか」などが収められています。
著者のヨン・ヨルム氏は、記憶と変化、旅立ちに関する物語を好む作家です。短編「ホウレンソウのソテー」をSFアンソロジー『私とミンたちの世界』に寄稿したほか、「廊下で待っているから」で第8回ハン・ナグウォン科学小説賞佳作を受賞しました。さらに、第2回ロマンススリラー文学公募展にて「月光捜査」、第5回タイムリープ小説公募展にて『キャットニップ・ネットワーク』でそれぞれ優秀賞を受賞しています。
訳者を務めたカン・バンファ氏は、翻訳家および翻訳講師として活動しています。キム・チョヨプ氏の『地球の果ての温室で』や『わたしたちが光の速さで進めないなら』(共訳)、ペク・スリン氏の『惨憺たる光』など多数の和訳書を手掛けているほか、エッセイ集『ことばの波間で』や共著『일본어 번역 스킬』などの著書があります。

書誌情報
- 書名:リシアンサス
- 著者:ヨン・ヨルム
- 訳者:カン・バンファ
- 価格(紙、電子版ともに):2,420円(税込)
- 判型:四六判
- ページ数:312ページ
- ISBN:978-4-8399-8883-8
- 発売日:2026年10月22日(※流通の都合により、書店・ストアによって発売日が異なる場合があります)
- Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4839988838
- マイナビブックス:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=152861
発行元概要

発行元の株式会社マイナビ出版は、東京都千代田区一ツ橋2丁目6番3号に本社を置き、代表取締役 社長執行役員を角竹輝紀氏が務めています。2015年10月に株式会社マイナビの出版事業本部を分社化して設立されました。公式HPは https://pub.mynavi.jp/ です。
本記事は株式会社マイナビ出版の発表をもとに作成しました。
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