ショーケース、本人確認ツールのAI照合で実証実験 想定通りの判定率100%を確認
株式会社ショーケースは、提供する本人確認ツール「ProTech ID Checker」において、本人確認書類から読み取った情報と申込時の入力内容をAIで突合する「氏名・住所の自動照合 AI判定」の実証実験(PoC)を実施しました。表記揺れや旧字体・新字体などを含むテストケース計285件(氏名104件、住所181件)を用いて検証が行われました。その結果、285件すべてにおいて想定通りの判定となり、今回の検証における想定通りの判定率100%を確認したとしています。
実証実験の背景と目的
オンラインでの本人確認(eKYC)や各種手続きでは、マイナンバーカードや運転免許証などの本人確認書類から読み取った情報と、フォームに入力された氏名・住所との照合が重要となります。しかし、氏名や住所には空白の有無、全角・半角の違い、旧字体・新字体の混在といった表記揺れが存在します。住所においても数字表記の違いや京都の通り名、行政区再編に伴う表記の違いなどがあり、単純な文字列比較では判定が難しく、目視確認が必要になるケースがありました。
今回の実証実験では、AIを活用して表記揺れを捉えながら、一致すべきケースと厳密に不一致とすべきケースを適切に判定できるかが検証されました。
実証実験の結果と再現性の確認
検証では、一致すべきケースに加えて、あえて不一致と判定すべきケースも含めた評価が行われました。これにより、同一人物と判断できるケースの判定だけでなく、過剰な緩和によって別人の情報を誤って一致と判定しないかも確認されています。
検証結果の内訳は以下の通りです。
- 氏名判定:評価ケース数 104件、想定通りの判定数 104件、判定率 100%(内訳:一致 60件、不一致 44件)
- 住所判定:評価ケース数 181件、想定通りの判定数 181件、判定率 100%(内訳:一致 106件、不一致 75件)
- 合計:評価ケース数 285件、想定通りの判定数 285件、判定率 100%(内訳:一致 166件、不一致 119件)
また、同一の入力データに対して複数回の判定処理を実行したところ、氏名・住所ともに各3回以上の実行において判定結果にブレがなく、再現性と安定性も確認されたとしています。なお、本検証における判定率100%は設定されたテストケース285件に対する割合であり、実際の運用環境における判定精度、自動判定率、審査通過率などを保証するものではありません。
検証対象となったテストケース
今回の検証では、本人確認書類や住所表記に特有のケースを含むテストが行われました。
氏名(104件)では、マイナンバーカード(公的個人認証・券面補助AP)特有の複雑な複合文字列(旧姓・通称名・フリガナ・英字の混在)や、在留カードの簡体字・繁体字、旧字体・新字体など、文字種の違いを含むケースが検証されました。
住所(181件)では、「1-2-3」と「1丁目2番3号」といった数字表記の違い、京都の通り名を含む住所、大字・小字、ビル・マンション名のほか、浜松市の行政区再編に伴う表記の違いなど、単純な文字列比較では判定が難しいケースが対象となりました。
今後の展開とツール概要
同社は、AIによる氏名・住所の新しい突合エンジンについて、「ProTech ID Checker」への実装を近日中に開始する予定です。今後システム連携を進め、本人確認業務への実装を進めるとしています。
本人確認ツール「ProTech ID Checker」は、TFCO株式会社調べ(調査期間:2026年7月6日~2026年9月7日、日本国内の法人向け総合型eKYCサービスを対象に個別サービス単位の累計導入社数を比較)において「累計導入社数日本No.1*」とされており、2026年10月時点で累計480社以上に導入されています。
株式会社ショーケース 会社概要
- 所在地:東京都港区六本木1-9-9 六本木ファーストビル14F
- 代表取締役社長:松本 高一
- 設立:1996年2月1日
- 上場証券取引所:東京証券取引所 スタンダード市場(証券コード:3909)
- URL:https://www.showcase-tv.com/
本記事は株式会社ショーケースの発表をもとに作成されています。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



