アスメック、車載向けFalcon Vehicle Systemの取り扱いを開始
アスメック株式会社は、Connect Tech社が提供する車載向けエッジAIコンピューティングプラットフォームFalcon Vehicle Systemの取り扱いを開始しました。
Falcon Vehicle SystemはNVIDIA Jetson Orin NXを搭載し、IP67準拠の防塵・防水性能とファンレス構造を備えた車載システムです。農業機械、建設機械、鉱山機械といった過酷な環境の車両にそのまま取り付けて使えるレディ・トゥ・マウントを目指して設計されています。
現場の過酷な環境に耐える車載AIプラットフォーム
農業、建設、鉱山の現場では、人手不足や安全性の向上を背景に、重機の自律化や運転支援が進んでいます。しかし、AIを車両に搭載するには、粉塵、振動、高温、水濡れといった厳しい環境への耐性が求められ、実験室などで動作したシステムが現場の車両では長期稼働できないという課題が存在していました。
Falcon Vehicle Systemは、システムが粉塵、振動、熱、水に耐えられなければ自律化は意味をなさないという考え方のもと、現場で動くことを最優先に開発された車載AIプラットフォームです。
国際的な展示会での発表と受賞
Falcon Vehicle Systemは、2026年3月に米国ラスベガスで開催された建設機械の展示会 CONExpo で発表されました。また、ドイツの embedded world 2026 では、ベスト・イン・ショーを受賞しています。

製品の主な仕様と想定用途
Falcon Vehicle Systemの主な仕様は以下の通りです。
- 搭載モジュール: NVIDIA Jetson Orin NX(Super Mode 対応)
- 防塵・防水: IP67
- 冷却: ファンレス(ヒートシンク)
- ネットワーク: 100BASE-T1 または 1000BASE-T1 × 2、1000BASE-T × 1
- カメラ入力: FAKRA GMSL2 × 4
- CAN: CAN 2.0B / FD × 2
- USB: USB 2.0 DRP(Type-C)× 1、USB 2.0 ホスト × 1
- ストレージ: M.2 Key-M(NVMe)× 1
- 入力電源: +9V〜+36V(標準 +14V)
- オプション: 5G/LTE、Wi-Fi/Bluetooth、GNSS

想定される用途として、農業機械における自動操舵、作業の最適化、障害物の検知や、建設機械での周囲の監視、衝突回避、作業支援が挙げられます。さらに鉱山機械での運転席の支援、死角の確認、稼働状況の監視や、車両の状態を把握して故障を事前に予測するフリート管理の予知保全にも対応します。
開発元および取扱企業の概要
開発元であるConnect Tech社は、カナダ・オンタリオ州ゲルフに本社を置く過酷な環境向けのエッジAI・組込みコンピューティング企業です。NVIDIA Jetson の最上位パートナー(NVIDIA Elite Partner)として、Jetson AGX Orin、Orin NX、Orin Nano、Jetson Thor 向けのキャリアボードやシステムを幅広く提供しています。
国内で取り扱いを開始したアスメック株式会社の概要は以下の通りです。同社は、製品選定から導入後の技術サポートまで一貫して対応可能な体制を構築し、顧客の高度なニーズに柔軟に対応していくとしています。
- 会社名: アスメック株式会社
- 所在地: 〒225-0015 横浜市青葉区荏田北3-1-2向山ビル3F
- 事業内容: 電子部品及び光学製品の輸入販売/車載関連製品の開発支援サポート/防犯カメラおよび録画機器の販売・設置
- 公式サイト: https://www.asmec.co.jp/
本記事はアスメック株式会社の発表をもとに作成されています。
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