SaaS選定時の生成AI利用は43.0%、アイティクラウドが調査結果を公開
アイティクラウド株式会社は、直近1年間にIT製品・サービス導入に関与したビジネスパーソン300名を対象に実施した「IT製品・サービス導入に関する調査」の結果を公開した。SaaS選定において生成AIを利用した人は43.0%となり、製品候補を探す新たな入口として活用され始めている実態が示された。あわせて、調査結果をまとめたレポート「生成AI時代の IT製品・サービス選定レポート 2026」の公開も開始されている。
SaaS選定における生成AIの利用実態と情報源の確認
直近1年間にSaaS選定を行った人のうち、生成AIを利用した人は43.0%となった。Web検索や比較サイトなど既存の情報源も引き続き利用されており、生成AIは複数ある情報源の1つとして使われていることがうかがえる。
生成AI利用者129名のうち、AI回答を「信用している/ほぼ信用している」と回答した人は74.4%だった。一方で、AI回答に含まれるURLをクリックして実際のWebページを見た人や、生成AIから離れて検索エンジンで検索した人など、実際の情報源確認行動を取った人は54.4%にのぼった。半数以上がWebページの閲覧や再検索などを通じて、他の情報源も確認していることが示されている。

生成AI利用者ほど口コミやレビューを確認する傾向

ITツール選定時の口コミ・レビューの確認行動を比較したところ、生成AI利用者では「必ず確認する」と回答した人が55.4%だったのに対し、生成AI非利用者では13.0%だった。「必ず確認する」「だいたい確認する」を合わせると、生成AI利用者は91.3%、非利用者は79.7%となった。
この結果から、生成AI利用者はAIの回答だけに頼るのではなく、他の情報源や口コミ・レビューも併せて確認しながら選定している傾向が見られた。
SaaS選定では機能や価格だけでなく、第三者評価や利用者レビューも見られている。本調査では、レビューサイトにおいて掲載されているレビューの件数が少ない場合、検討時の優先度に影響する可能性があることが示された。レポート内ではレビュー不足に加え、低評価レビューやレビューの鮮度がどのように受け止められているのかについても整理されている。
レポート「生成AI時代の IT製品・サービス選定レポート 2026」は以下のURLから入手できる。
生成AI時代の IT製品・サービス選定白書
調査概要
- 調査名:IT製品・サービス導入に関する調査
- 調査方法:インターネット
- 調査時期:2026年3月
- 調査対象:直近1年間にIT製品・サービス導入に関与したビジネスパーソン
- 本調査回答数:300名
- 主な聴取内容:ITツール導入状況、候補探索、比較検討行動、レビュー・口コミ活用、ITreview認知・利用、生成AI利用、AI機能搭載ツールの導入状況
※設問により回答対象者・n数が異なります。 ※条件分岐後の設問は、全体300名の傾向として断定しないよう留意しています。 ※本調査はIT導入関与者に限定されており、一般企業全体よりもIT製品情報、比較サイト、生成AIへの接点が高めに出やすい可能性があります。
関連情報
東京都港区に拠点を置き、代表取締役を黒野 源太が務めるアイティクラウド株式会社は、2018年に設立された。同社が運営する法人向けレビュープラットフォーム「ITreview(アイティレビュー)」は、約900カテゴリーと約15,000の製品・パートナーの情報、約16.3万件のレビューを掲載している。
ITreview https://www.itreview.jp/
アイティクラウド株式会社 https://www.itcrowd.co.jp/
本記事はアイティクラウド株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



