味の素、食事相談支援ReTabellをイオンリテールのシニアケア事業に導入
味の素株式会社は、栄養指導・食事相談支援サービス「ReTabell」について、イオンリテール株式会社が展開するシニアケア事業「MySCUE」への提供を開始し、「MySCUEイオンモール大日店」に導入しました。これまで医療・介護施設向けに提供してきた同サービスを、生活者が日常的に訪れる小売の現場へと展開する取り組みです。同社は高齢者を中心とした生活者の摂食課題に関するリアルな声を吸収し、サービスの質的向上や他の小売・ドラッグストア等への接点拡大の検討に役立てる方針です。
小売の現場で食の相談窓口を展開
厚生労働省「令和元年 国民健康・栄養調査」によると、加齢や口腔環境の変化、体調の影響などにより、食べること自体に困り栄養不良に直面している生活者は国内に数百万人存在すると推定されています。栄養不良はQOL(生活の質)の低下につながることが知られており、日常生活における継続的な栄養相談やサポートの機会創出が社会課題となっています。
こうした課題に対し、東京都中央区に本社を置き中村 茂雄が社長を務める味の素株式会社は、千葉県千葉市に本社を置くイオンリテール株式会社と連携しました。生活者との接点を持つ「MySCUE」の現場に、医療・介護施設で培った知見やノウハウを導入することで、日々の暮らしにおける食事サポートをより身近なものにするとしています。


店舗の気づきを家庭の実践へつなげる仕組み
大阪府守口市の「MySCUEイオンモール大日店」では、店舗スタッフが「ReTabell」を用いて利用者の体調や食の悩みをヒアリングします。その場で栄養関連学会のガイドラインに準拠したレシピや食事のヒントを案内し、利用者は提示された内容をQRコードやURLとして受け取ることで、帰宅後も継続して活用できる仕組みです。
店舗での相談内容と提案をもとに、自宅での実践や定期的な見直しへとつなげる栄養管理サービスの利用サイクルを構築しています。2026年7月の提供開始以降、利用者から好評を得ており、来店頻度の向上、会員化・ファン化の促進、顧客理解の深化という3つの価値創出につながっているとしています。

医療・介護施設から日常生活までの一気通貫支援を目指す
味の素株式会社は本取り組みを通じて、「ReTabell」を生活者に身近な小売の現場へ広げ、食べることに関する困りごとへの支援を日常生活に近い場所で提供することを目指しています。
生活者との接点が多い店舗において、食べやすさに配慮した商品や栄養補助食品などの物販へとつなげることで、医療・介護施設から日常生活まで生活者を一気通貫で支え、栄養サポートを循環させる仕組みとして事業の社会実装を進める方針です。
関連情報
- MySCUE事業概要:イオンリテール株式会社が2023年9月に立ち上げた、シニアケアや介護に役立つ情報・商品・サービスを提供する事業(情報サイト:https://myscue.com/welcome)
- ReTabellサイト:https://retabell.ajinomoto.co.jp
本記事は味の素株式会社の発表をもとに作成。
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