パソナグループ、淡路島で海を育てる島プロジェクトを2026年10月開始へ
東京都千代田区に本社を置く株式会社パソナグループ(代表取締役会長CEO 若本博隆)は、地域住民や企業、大学・研究機関、自治体等と連携し、自然環境や文化を次世代へ継承する『海を育てる島プロジェクト』を兵庫県淡路島で2026年10月より開始する。第1弾として、伝統的な環境保全活動「かいぼり」の主催や、一宮町漁業協同組合が主催する活動の運営支援を行う。本プロジェクトは、役職員が社会課題の解決策を議論・提言する社内組織「パソナ・シャドーキャビネット」から生まれた取り組みとなる。

淡路島の伝統活動「かいぼり」と地域が抱える課題
全国有数のため池密集地として知られる淡路島では、古くから農家と漁業者が連携し、ため池の水を抜いて土砂や栄養分を川を通じて海へ流す「かいぼり」が行われてきた。兵庫県ホームページ「かいぼりの推進」によると、「かいぼり」はため池の点検や貯水容量の確保に加え、海への栄養共有にもつながる活動とされている。
一方、近年は人口減少や高齢化に伴う農漁業の担い手不足により、活動を継続するための体制づくりが課題となっている。また、兵庫県ホームページ「豊かな海づくり活動の推進に向けて」によると、瀬戸内海では海中の栄養塩類が不足する貧栄養化が進み、海苔の色落ちや漁獲量の減少が地域課題となっている。
2026年10月に実施する「かいぼり」の活動概要
同プロジェクトでは、ため池の保全と海への栄養供給を通じて地域の営みを継承するため、以下の活動を予定している。
- 株式会社パソナグループ主催の「かいぼり」(東浦・森漁港エリア)
日時:2026年10月14日(水)、15日(木) 場所:兵庫県淡路市久留麻 洲合池 参加人数:各回、約60名
- 地元団体主催の「かいぼり」への運営支援(一宮漁港エリア)
日時:2026年10月17日(土) 場所:兵庫県淡路市尾崎字住居谷 主催:一宮町漁業協同組合 参加人数:約230名
本件に関する問い合わせは、パソナグループ『海を育てる島プロジェクト』事務局(E-mail fukuyakuin@pasonagroup.co.jp)で受け付けている。
社内組織発のプロジェクトとして全国展開を目指す
本プロジェクトの発端となった「パソナ・シャドーキャビネット」は、企業の立場から社会課題の解決策を提言する社内組織として2007年に発足した。各社から選抜された「副役員」が事務局を運営しており、今回は「地方創生省」が主体となって活動を進める。
同社は今後、地域住民や大学・研究機関、自治体等との連携をさらに深め、持続可能な地域課題解決モデルの構築を目指すとしている。また、淡路島での実践を通じて得た知見や仕組みについて、同様の課題を抱える全国の地域へ展開していく方針だ。
本記事は株式会社パソナグループの発表および兵庫県ホームページの公表情報をもとに作成。
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