8月の中古車買取平均価格は小幅下落も100万円超 過去5年の8月で最高水準に
株式会社ファブリカホールディングスの完全子会社である株式会社ファブリカコミュニケーションズは、中古車査定サイト「車選びドットコム買取」において、8月の買取相場動向および今後の相場予測をまとめたレポートを公表しました。2026年8月の中古車買取平均価格は、前月から小幅に下落したものの100万円を上回り、8月としては過去5年で最も高い水準となりました。同社は、相場は高水準を保ちながら調整局面に入ったと分析しています。
輸出台数減少と新車供給の安定が下落要因に

8月の中古車買取平均価格は、速報段階ではわずかに上昇していたものの、確定値では小幅な下落となりました。ただし、変動幅は小さく、平均価格は引き続き100万円を上回っています。
今回の下落要因として、主に2点が挙げられています。1点目は中古車輸出台数の減少です。国内の買取価格に影響を与える中古車輸出台数は、2026年6月の158,584台から7月は140,668台へと前月比約11.3%(約11.3%)減少し、約14.1万台となりました。2点目は高年式車の価格の落ち着きです。新車の供給が安定したことで、納車待ちを理由に高年式中古車を選んでいた層の需要が新車へ戻り、オークションにおける1〜2年落ち車の落札価格が前年並みかやや下回る水準で推移したことが、平均価格を押し下げる要因になったとみられます。

冬のボーナス商戦から春にかけて回復を見込む相場動向
今後の買取平均価格について同社は、例年通りであれば冬のボーナス商戦から春先の需要期にかけて回復する見込みとしています。中長期的には、コロナ禍の新車供給不足に起因する5〜6年落ち中古車の流通台数の減少や、災害による車両の買い替え需要、海外からの根強い需要が重なり、相場を押し上げる可能性があるとしています。また、円安基調や日本の中古車の品質に対する海外での高い評価も売却における追い風として挙げられています。
中古車の買取相場はオークションの落札価格や輸出需要など複数の要因が組み合わさって形成されます。今後は冬商戦に向けて買取事業者による仕入れが強化される見込みで、相場が堅調な車種では買取競争が激しくなり、事業者ごとの査定額に差が出やすくなる可能性があるとしています。
2026年9月15日時点の集計による国産車ボディタイプ別買取ランキングでは、1位が軽自動車(29.8%、前月比-0.3%)、2位がコンパクト/ハッチバック(21.3%、同+3.4%)、3位がミニバン/ワンボックス(15.6%、同-1.9%)となり、上位3タイプで全体の半数以上を占めました。4位にはセダン/ハードトップ(7.1%、同+0.2%)が浮上し、5位はSUV/クロカン(6.8%、同-1.0%)となりました。なお同社レポートの解説文では、ミニバン/ワンボックスについて構成比を3.4ポイント伸ばして1位との差を縮めたと言及されています。
輸入車ボディタイプ別買取ランキングでは、前月3位のコンパクト/ハッチバックが構成比を6.1ポイント伸ばして25.6%(前月比+6.1%)となり1位に浮上しました。2位はセダン/ハードトップ(22.4%、同-0.6%)、前月1位だったSUV/クロカンは7.7ポイント減少して21.6%(同-7.7%)の3位となりました。4位にはステーションワゴン(7.5%、同+1.1%)が前月6位から上昇し、5位はクーペ(7.2%、同-1.4%)でした。前月ランクインしていたオープンは5位圏外となっています。
運営会社概要
同サービスを運営する株式会社ファブリカコミュニケーションズおよび親会社の概要は以下の通りです。
- 会社名:株式会社ファブリカコミュニケーションズ(株式会社ファブリカホールディングス100%出資)
- 代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
- 本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
- 親会社:株式会社ファブリカホールディングス(東証スタンダード市場、コード番号:4193、本社:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F、設立:1994年11月)
- サービスURL:https://www.kurumaerabi.com/kaitori/
本記事は株式会社ファブリカコミュニケーションズの発表(輸出台数データは財務省『貿易統計』(e-Stat)をもとに同社集計)をもとに作成しています。
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