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PFN調査で就活生の4割強が面接官ガチャ実感、AI面接公平評価は51.9%

東京都千代田区に本社を置き、代表取締役社長を岡野原大輔が務める株式会社Preferred Networksは、2027年卒の就活生308名を対象に実施した就職活動におけるAI面接に関する実態調査の詳細結果を発表した。調査によると、面接官との相性や運で合否が左右されると感じる、いわゆる面接官ガチャを就活生の44.5%が実感していることが判明した。一方で、AI面接を公平だと評価する就活生は51.9%にとどまり、受検経験者であっても対話の質に関する不満が残る実態が明らかになっている。

面接経験が多いほど高まる面接官ガチャの実感

対人面接において不公平を感じた経験がある就活生は全体の75.6%にのぼった。面接官ガチャの実感を面接を受けた企業数別に見ると、1〜2社の学生では38.5%、3〜5社では55.2%、6社以上では60.3%となり、面接回数を重ねるほど面接官によって結果が変わると感じる学生が増加する傾向が出ている。

対人面接で不公平を感じた瞬間については、「面接官によって質問の難易度や厳しさに差があると感じたとき」が33.1%で最も多く、次いで「面接官の態度が悪かったとき」が29.5%、「面接官の好みや機嫌によって評価が左右されていると感じたとき」が26.6%、「評価の客観性がないと感じたとき」が18.5%、「採用と直接関係のない質問をされたとき」が15.3%となった。面接官個人の裁量や態度に起因する項目が上位に並んでいる。

AI面接の公平性評価は対人面接に及ばず

面接形式別に評価の公平さを尋ねたところ、「公平だと思う」「どちらかといえば公平」の合計は、対面面接が85.4%、オンライン面接が76.6%だったのに対し、AI面接は51.9%となった。AI面接受検者に限っても57.4%(未受検者は49.0%)であり、受検経験の有無による差は小さく、対人面接に対する信頼には及んでいない。

AI面接のメリットとして感じた点について、受検者からは「日時を選ばず、好きなタイミングで受検できる」(42.6%)、「交通費など金銭面的に余裕ができる」(38.0%)、「場所を選ばず、移動時間を短縮できる」(34.3%)といった利便性が多く挙げられた。一方で、「面接官の主観や偏見に左右されず、客観的に評価される」を挙げた受検者は17.6%にとどまり、「メリットを感じない」は受検者で14.8%、未受検者で33.0%となった。

最大の不満は相手の反応のなさ

AI面接の懸念や不満については、受検者(43.5%)と未受検者(37.0%)の双方が「相手の反応(表情や声色)がないため、伝わっている感覚や話の引き際が分からない」を最多に挙げた。次いで「社員との対話ができず、会社の雰囲気や社風が分からない」(受検者33.3%/未受検者31.0%)、「通信トラブルやシステム不具合で正しく評価されない不安」(受検者32.4%/未受検者23.5%)が続いている。

選考結果への納得感では、受検者の51.0%が「納得した」「やや納得した」と回答し、未受検者の想定である31.0%を20ポイント上回った。一方で受検者の40.7%は「納得していない」「やや納得していない」と答えている。選考結果に納得した受検者の67.3%がAI面接を公平と評価したのに対し、納得していない受検者では45.5%にとどまるなど、納得感と公平性の評価が連動している。

また、対人面接と比べた緊張感については、未受検者の想定では「AI面接の方が緊張する」が16.0%だったのに対し、受検者の実感では35.2%に達した。今後の普及については、受検者の74.1%、未受検者の48.5%が普及すると回答している。

専門家は対話の質の重要性を指摘

本調査結果を受け、株式会社ビジネスリサーチラボ代表取締役の伊達洋駆氏は、面接官による評価のばらつきを抑える手段としてAI面接の有用性に触れつつ、相手の反応がないことへの不満について「人との面接では、相手の反応を見ながら説明を補い、話を終えるタイミングを探っています。それが難しいと、自分の能力や経験を十分に伝えられなかったと感じることもあるのでしょう」と指摘している。

調査概要

  • 調査名:就職活動におけるAI面接に関する実態調査
  • 調査対象:2027年卒として今年就職活動を行った22歳〜27歳の就活生308名(AI面接受検経験あり108名/受検経験なし200名)
  • 調査期間:2026年9月7日(月)〜18日(金)
  • 調査エリア:全国
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査主体:株式会社Preferred Networks「タレスカ」調べ

※本調査におけるAI面接とは、AIとの双方向の対話形式で行われる面接を指し、動画を一方的に提出する録画面接は含みません。 ※「AI面接受検経験あり」とは、インターンシップ選考を含め、これまでの就職活動でAI面接を受検した経験のある学生を指します。

本記事は株式会社Preferred Networksの発表をもとに作成。

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