浦幌町と東洋ライス、健康づくりや食育推進で包括連携協定を締結
北海道浦幌町と東洋ライス株式会社は、地域の健康づくりや食育の推進などを目的とした包括連携協定を令和8年10月8日に締結した。子育て世代への「金芽米」配布や町内小中学校の学校給食への導入、災害時の食事支援などを通じた連携を進める。今後はマタニティ健康応援や高齢者支援など、幅広い世代を対象とした取り組みも検討していくとしている。
子育て世代への支援と学校給食への金芽米導入
浦幌町は、次世代を担う子どもたちが増えていくことをまちづくりの重要テーマの一つと位置づけ、子育てと仕事を両立できる支援体制の充実や、子どもの成長段階に応じた支援などに取り組んでいる。
今回の連携では、子育て世代230世帯を対象に「金芽米10kg」を配布し、日々の食事を通じた健康づくりを支援する。さらに、町内の小中学校の学校給食へ「金芽米」を導入することなどを通じて、子どもたちの食事を支え、食育や健康づくりにつなげる取り組みを進める。
対象となる「金芽米」は、ビタミンやミネラルなどの滋養源である玄米の栄養を残したまま、消化性に優れたコメとされる。一般的な精米加工でヌカと一緒に取れてしまう栄養と旨味成分を含む「亜糊粉層(あこふんそう)」を表面に残すことで、ほのかな甘みを感じられる特徴を持つ。近年は継続摂取による健康効果の実証と論文発表も行われている。
災害時の食事支援とライフステージに応じた取り組み
防災面においては、研がずに炊飯でき、炊飯時の節水にもつながる「金芽米」を災害時の食事支援に活用する。あわせて支援現場での炊飯に使用する炊飯釜の提供や、必要に応じた人的支援を実施し、ハード・ソフトの両面から災害時の食生活を支える取り組みを進める方針だ。
今後はこれらの取り組みに加え、妊娠・出産を迎える人へのマタニティ健康応援や高齢者を対象とした支援など、子どもから高齢者まで幅広い世代を対象にした施策の検討も進められる。東洋ライスの技術やノウハウを活用し、農業振興や地域活性化といった幅広い分野の支援も視野に入れている。
包括連携協定における連携事項
本協定における具体的な連携事項は以下の通り。
- 健康増進に関すること
- 食育に関すること
- 農業振興に関すること
- 防災に関すること
- 情報発信に関すること
- 地域活性化に関すること
- その他、本協定の目的を達成するために甲及び乙が必要と認める事項に関すること
浦幌町および東洋ライスの概要
北海道十勝地方の最東端に位置する浦幌町(町長:井上 亨)は、面積の約7割を森林が占め、浦幌川の流域に広がる耕地では小麦・豆類・ばれいしょ・てんさいなどの畑作や酪農・畜産が営まれている。帯広市から約50km、釧路市から約70kmの距離に位置し、町独自の教育プログラム「うらほろスタイル」などを推進している。
- 面積:729.85km²
- 人口:3,914人(令和8年9月30日現在)
東洋ライス株式会社は、代表取締役社長を阪本哲生が務め、金芽米や金芽ロウカット玄米、BG無洗米などの加工・製造・販売を手掛けている。
- 設立:1961年(昭和36年)
- 資本金:1億円
- 和歌山本社所在地:和歌山市黒田12
- 電話番号:073-471-3011
- URL:https://www.toyo-rice.jp/
本記事は東洋ライス株式会社の発表をもとに作成。
ビジネスパーソンの課題解決と納得感にこだわるDellows News編集部。キャリア論からAI、健康法まで幅広い分野に対応し、複雑なテーマでも平易な言葉で丁寧に解説。読者が「明日から使える」知識やヒントを得られるよう、具体的な事例・データ・専門家の見解を交えて執筆。情報を整理し、納得感ある記事づくりを心がけています。



