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千代田中学校・高等学校、廃棄コーヒー粉活用の試作品を文化祭で限定販売へ

東京都千代田区の千代田中学校・高等学校の生徒たちが、学校周辺のカフェから提供を受けた抽出後のコーヒー粉(コーヒーグラウンズ)を活用し、除草効果に着目した試作品「Chiyoda Grounds(チヨダグラウンズ)」を開発した。同校の自然科学部は、文化祭「藤華祭」において開発段階の同製品を限定販売する予定だ。

活動の契機となったのは、生徒が千代田区の地域調査を行うなかで、学校周辺に多くのカフェが存在することに気づいたことだった。現在、抽出後のコーヒー粉は再利用可能な資源である「コーヒーグラウンズ」として多様な用途が見出されている。一方で、周辺のカフェへの聞き取り調査では、コーヒーグラウンズの有用性を認識していながらも、活かす方法がなく廃棄せざるを得ない実態が明らかになった。こうした課題を受け、生徒たちは2024年5月より周辺店舗からコーヒーグラウンズの提供を受け、研究を開始した。

雑草抑制効果に着目した試作品の開発とコンテスト入賞

生徒たちは先行研究の調査や実験を進めるなかで、コーヒーグラウンズが植物の発芽や根の伸長、成長に影響を与えることを確認し、雑草の発芽や生育を抑える用途への利用可能性を見出した。その後、植物由来の材料を用いて成型した試作品「Chiyoda Grounds」を作製した。なお、本商品は農薬としての使用や効果をうたうものではないとしている。

この取り組みは、社会課題を解決するアイデアコンテスト「SDGs QUESTみらい甲子園東京都大会」(https://sdgs.ac/team/16744.html)において2026年3月に入賞を果たした。文化祭では50袋を試験販売する予定で、今後は継続的な増産を通じて地域の資源に変えていきたい考えだ。

コーヒーの生産地では、気候変動などの影響によって将来的に栽培適地が減少する「コーヒーの2050年問題」が懸念されている。自然科学部では、「Chiyoda Grounds」の販売で得られた利益を、コーヒー生産を支える農業研究や教育へ還元することを目指している。飲んだ後に残るコーヒーかすから生まれた価値を、これからコーヒーをつくる人々へ返すことを目標としている。

文化祭(藤華祭)での販売概要

文化祭での販売は以下の通り実施される予定となっている。藤華祭への参加には事前登録が必要であり、活動に関心がある場合は事前の学校への問い合わせが呼びかけられている。

  • 開催日時:2026年10月17日(土)12:30~13:30、18日(日)11:30~12:30 ※ 売り切れ次第 販売終了
  • 会場:千代田中学校・高等学校 新館エントランス
  • 内容:「Chiyoda Grounds」の販売(販売予定数:約50袋/内容量:1袋50個入り(約25g)/販売価格:税込¥500-)
  • お問い合わせ先:c-koho@musashino-u.ac.jp(千代田中学校・高等学校 広報部)

本記事は千代田中学校・高等学校の発表をもとに作成しています。

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