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兵庫県下初の金箔瓦を初公開へ 姫路市埋蔵文化財センターで令和8年10月開催へ

姫路市埋蔵文化財センターは、令和8年10月4日(日曜日)から令和8年12月20日(日曜日)まで、羽柴・木下期姫路城の実像に迫る展覧会を開催する。令和7年に姫路城下町跡の発掘調査で出土した、兵庫県下初となる金箔瓦が初公開される。豊臣一族時代の遺構や考古学的研究の最新成果を紹介し、ベールに包まれていた当時の城や城下町の姿を検証する。

兵庫県下初となる金箔瓦を初公開

姫路城は池田輝政による築城以降の姿が守られてきた一方、石垣の一部や城下町の下層には羽柴秀吉をはじめとする“ 豊臣一族” 時代の遺構が残されている。豊臣一族が城主や城代を務めた事実は古文書から判明しているものの、考古学的研究は途上にあった。

プロローグ「栄華の片鱗か」では、令和7年の姫路城下町跡の発掘調査で出土した兵庫県下初となる金箔瓦が初公開される。金箔瓦は織田信長や豊臣秀吉に関係する城郭などに用いられ、権力や権威を象徴するものとされる。

時代の変遷と築城の実像に迫る展示構成

展示は全3章とエピローグで構成され、古代から秀吉による天下統一期までの歴史的背景をたどる。

第1章「古代・中世の姫路点描」では、姫路城下町の下層で見つかった播磨国府やその関連施設と目される遺構・遺物を紹介する。播磨国府系瓦や緑釉陶器、墨書土器などの出土品を展示する。

第2章「秀吉襲来前夜」では、羽柴秀吉が中国(毛利)攻めのために播磨に進軍する前の状況を扱い、姫路市域に所在する守護や国人衆の拠点となった城館を出土品などで取り上げる。

第3章「秀吉、姫路城を築く」では、大天守地下から見つかった軒瓦や城内に残る古相の石垣、城下町の発掘調査成果を紹介する。あわせて、池田輝政による城下町が羽柴・木下段階の初期城下町に影響されていたとする近年の研究成果も示される。

エピローグ「秀吉の天下統一と姫路」では、大坂城跡や聚楽第大名屋敷跡から出土した金箔瓦を展示し、姫路城やその周辺寺院との共通性や関係性に迫る。秀吉は信長が本能寺の変で討たれた後に台頭し、天正18(1590)年に天下統一を果たしている。

講演会や史跡見学会など関連イベントも実施

会期中には、関連イベントとして講演会、史跡見学会、展示解説が予定されている。

中井均氏(滋賀県立大学名誉教授)を講師に迎える講演会『秀吉の姫路城を探る』は、令和8年11月23日(月・祝)午後1時30分から午後3時00分に日本城郭研究センター 大会議室 (姫路市本町68番258)で開催される。参加費は無料で定員は180人(応募多数の場合は抽選)。事前申し込みが必要で、申込期間は10月20日(火曜日)から11月4日(水曜日)必着となっている。なお、駐車場に限りがあるため、できる限り公共交通機関による来館を求めている。

専門職員の解説とともに城内の痕跡を巡る史跡見学会『姫路城攻略』は、令和8年12月13日(日曜日)午前10時00分から正午に実施される。集合・解散場所は姫路城三の丸広場で、参加費は1人300円、定員は30人(応募多数の場合は抽選)。申込期間は11月10日(火曜日)から11月24日(火曜日)必着で事前申し込み制となる。

専門職員による展示解説は、令和8年10月4日(日曜日)、11月14日(土曜日)、12月19日(土曜日)の各日、午前10時30分からと午後1時30分からの各回1時間程度行われる。参加費は無料で当日受付となる。

展覧会の概要

展覧会の詳細は以下の通り。

  • 会期:令和8年10月4日(日曜日)から令和8年12月20日(日曜日)
  • 開館時間:午前10時から午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 観覧料:無料
  • 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)、祝日の翌日(土曜日・日曜日の場合は開館)
  • 会場:姫路市埋蔵文化財センター 1階 展示室(姫路市四郷町坂元414番地1)

本記事は姫路市埋蔵文化財センターの発表をもとに作成しています。

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