ヘキサ・エネルギーサービス、富山県小矢部市で北陸最大級の系統用蓄電所を開発へ
ヘキサ・エネルギーサービス合同会社は2026年10月8日、富山県小矢部市と共同で、同市石名田地区において開発を進める系統用蓄電所「ヘキサ小矢部蓄電所」に関する共同記者会見を小矢部市役所にて実施しました。同施設は送電端容量50 MWacを備え、北陸地域で最大級の系統用蓄電所となる見込みです。2028年5月の商業運転開始を予定しています。

記者会見の実施と事業の目的
記者会見では、小矢部市の桜井森夫市長から、2021年12月の「ゼロカーボンシティ」宣言を踏まえた本事業の意義と期待が述べられました。続いてヘキサ・エネルギーサービス合同会社CEOの水田洋一郎氏より、事業概要やスケジュール、安全・環境への取り組みについて説明が行われました。同社の水田CEOは「本蓄電所は、北陸地域における再生可能エネルギーの導入拡大と電力系統の安定化を支える重要なインフラです」と述べています。


本事業は、経済産業省が2023年度に導入した「長期脱炭素電源オークション」の第1回で落札された案件です。太陽光発電などの再生可能エネルギーによる電気が余る時間帯に充電し、不足する時間帯に放電することで、再生可能エネルギーの有効活用と北陸地域の電力需給の安定化に貢献するとしています。
地鎮祭の実施と運転開始に向けたスケジュール
記者会見に先立つ2026年9月6日には、建設予定地において地鎮祭が執り行われました。地鎮祭には地域関係者をはじめ、バランス・オブ・プラントのEPCを担うしろくま電力株式会社およびヘキサ・エネルギーサービス合同会社の関係者が参列し、工事期間中の安全と施設の円滑な完成を祈願しました。同日には石名田自治会が主催した石名田公民館の起工式も行われ、同社関係者が来賓として参列しています。

同社は、蓄電所の建設や運営において安全を最優先とした多重的な安全対策と運用管理体制を構築し、周辺環境に配慮した施設整備を進める方針です。今後も小矢部市や地域住民との対話を重ね、地域と共生するエネルギーインフラの実現を目指すとしています。
施設の概要は以下の通りです。
- 施設名称:ヘキサ小矢部蓄電所
- 所在地:富山県小矢部市石名田
- 送電端容量:50 MWac
- 運転開始予定:2028年5月
- EPCパートナー:しろくま電力株式会社
同社は2023年度および2025年度の長期脱炭素電源オークションにおいて本案件を含め13件を落札しており、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて再生可能エネルギーの導入促進と調整電源機能の提供に注力していくとしています。
ヘキサ・エネルギーサービス合同会社は、世界70か国以上の国々でインフラ事業を展開する米国の大手インフラ投資運用会社I Squared Capitalの100%出資のもと、2023年4月に設立された日本事業会社です。系統用蓄電池をはじめとする再生可能エネルギー事業への投資・開発・運営を行っており、系統用蓄電池事業においては2026年5月時点で送電端容量約650MW・定格容量約3GWhに上ります。
- 設立:2023年4月
- 代表者:職務執行者 シャー(渡邉)優子、職務執行者 水田 洋一郎
- 本社所在地:東京都千代田区丸の内1-9-2 グラントウキョウサウスタワー7階
- 事業内容:再生可能エネルギーや蓄電池等を活用した電力事業全般
- URL:https://www.hexa-es.com/ja
本記事はヘキサ・エネルギーサービス合同会社の発表をもとに作成しました。
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