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フリットジャパン、AI向け日本語対話音声データの提供開始 サンプルも公開

フリットジャパン株式会社は、AI向け教師データとしてすぐに利用できる日本語音声データの提供を開始した。あわせて、品質を確認できるサンプルを、Flittoグループが運営するAI学習用データマーケットプレイス「Data Marketplace」(https://www.flitto.com/portal/data-marketplace)で公開した。

日本語音声データの需要拡大と調達の課題

生成AIや音声認識モデルの開発競争が加速するなか、学習用データの需要は画像、映像、音声、テキストなど多岐にわたって拡大している。なかでも音声データは、収集した音声の文字起こしや品質検証まで含めて高い専門性が求められるため、量と質を両立したデータ確保が難しい領域とされている。

さらに日本語音声データは、話者ネットワークの確保や品質検証体制の構築に時間を要することから、必要なタイミングで必要な量を調達できないという課題を抱える企業や機関が少なくない状況にある。

権利処理済みの対話音声データ約100時間分を確保

フリットジャパンは、こうした課題に対応するため、AIの教師データとしてすぐに利用できる日本語の対話音声データを整備した。収録にあたっては、7年間の受託翻訳・ローカライズ・データ事業で築いてきた自社保有の日本語話者ネットワークに加え、協力会社とも連携して実施された。音声の検収にはコンテンツローカライズの進行管理で培ったノウハウを応用し、独自の品質基準のもとで厳しく行われている。第一弾として対話データ約100時間分を確保しており、契約締結後すみやかに提供できる体制を整えている。

収録データは話者本人の同意を得たうえで新たに収録されたもので、権利関係がクリアにされているため、利用企業は低リスクで学習データを調達できる。また、個人情報の取り扱いに関してもプライバシーマークをはじめとした認証を取得しており、データ作成プロセスにおいて細心の注意が払われている。

Data Marketplaceで対話サンプルの公開を開始

整備されたデータの品質を確認できるよう、一部がサンプルとして「Data Marketplace」に公開された。「Data Marketplace」はFlitto本社が運営するプラットフォームで、データを提供したい企業と必要とする企業をつなぐ役割を持つ。データ調達を希望する企業は、事前にサンプルの品質を確かめたうえで調達先を検討できる。

今回公開されたサンプルは、台本を用いない一般的な対話をマルチターン形式で収録した内容となっている。フリットジャパンは整備済みデータの提供に加え、ヒアリングを経た用途別のカスタムデータの構築や納品にも対応する。

音声データの順次拡充を予定

フリットジャパンは、今回のサンプル公開を契機として、日本語ネイティブによる音声データを順次拡充していく予定としている。日本語データの供給拠点として、国内外のAI開発企業や研究機関のデータ調達を支える実績を重ねていく方針だ。

なお、同社は韓国発のAIデータ企業であるFlitto Inc.の日本法人として事業を展開している。

フリットジャパン株式会社の会社概要は以下の通り。

  • 会社名: フリットジャパン株式会社
  • 所在地: 東京都渋谷区恵比寿4丁目11番9号 クオーレエビス403号室
  • 事業内容: 多言語ローカライズ事業(マンガ・映像・エンタメコンテンツ翻訳)、AI学習用データ収集・構築事業 、プロダクト事業(AI同時通訳)
  • URL: https://flitto.jp/

本記事はフリットジャパン株式会社の発表をもとに作成しています。

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