ロックスライフのAI回答URL分析、最多は比較・ランキング・解説サイトの42.6%
株式会社ロックスライフは、同社の「AI検索通信簿」で保存した不動産クラウドファンディング10サービスおよび3AIの回答ログ1,650件を対象に、回答に記録されたURLの独自分析結果を公表しました。URLが確認できた回答は全1,650件の81.8%にあたる1,349件で、「1回答×1ドメイン」で集計した2,892組の分類では「比較・ランキング・解説サイト」が42.6%で最多となりました。AI別では、ChatGPTで「当該サービスの公式サイト」が最多となった一方、Geminiでは「比較・解説サイト」が最多となるなど、記録されたURL構成に違いが見られました。
回答の8割超にURLが記録され最多は比較や解説サイト
商品やサービスの選定において生成AIを活用する動きが広がりを見せる中、AIの回答にどのような説明やURLが表示されるかを把握することは、自社の情報伝達状況を知る手がかりとなります。博報堂買物研究所が2026年6月に公表した「AIショッパー調査」(https://www.hakuhodo.co.jp/news/newsrelease/267248/)では、全国20〜69歳の男女20,000人のうち24.6%が買物やサービス利用で生成AIを使っていました。

今回の調査でURLが確認できた回答は1,349件(81.8%)で、ユニークドメイン数は252でした。同一回答内の同一ドメインを1件にまとめた2,892組の構成比は以下の通りです。

- 比較・ランキング・解説サイト:42.6%
- 当該サービスの公式サイト:22.7%
- PR・プレスリリース:6.0%
- 特殊URL:5.7%
- 要確認:1.2%

特殊・要確認を除く分類確定2,694組の内訳は、当該公式が24.4%、自社公式以外の分類済み掲載先が75.6%でした。なお、ここでの第三者サイトは掲載先の区分を指し、企業自身が作成したプレスリリースや競合企業の公式サイト等も含み、独立した第三者の評価を意味するものではありません。また、本調査で測定したのは保存された回答本文セルのURL文字列とハイパーリンク先URLであり、AIが内部で参照したすべての情報源や企業を紹介する判断の根拠を特定したものではないとしています。

AIごとに異なるURL構成の傾向
AI別で比較すると、回答ログに記録されたURLの最大区分に違いが確認されました。ChatGPTでは「当該サービスの公式サイト」が32.5%で最大区分となり、「比較・解説サイト」は23.9%でした。一方、Geminiでは「比較・解説サイト」が65.9%で最大区分となり、Google AI Modeでも同区分が42.4%で最大となりました。Google AI Modeにおける特殊URLは22.2%でした。
ただし、AI間で取得環境や保存方法が同一であることは確認できておらず、http/httpsを省いた表記も保存リンク先がなければ数えていないため、構成の違いをAI内部の情報源選択の違いと断定することはできないとしています。
AI評価上位群と第三者サイトやPRの関連性
前回の「AI検索通信簿」で総合1〜3位だったCREAL、COZUCHI、OwnersBookと、その他7社の調査枠を比較した分析も行われました。当該公式のURLがある回答は上位群が42.4%、その他群が24.9%でした。一方で、第三者のURLがある回答は上位群が54.1%、その他群が59.6%、PRは上位群が4.4%、その他群が12.5%と、上位群の方が低くなる結果となりました。
比較・解説サイトの登場率は上位群37.8%、その他群37.9%とほぼ同率で、企業ごとの分類済みカテゴリ数平均も7.7対7.6と近い数値でした。この結果から、第三者掲載やPRが多いからAI評価が高いという説明は本データからは導けないとしています。なお、順位は比較のための補助データであり、今回再計算されたものではありません。
特殊URLを除く通常ドメインの記録件数では、日本会議室の比較・解説コラム等のURLがあるnipponkaigishitsu.comが222回答で最多となりました。次いでtaisei-hs.co.jpが175回答、ownersbook.jpが161回答と続きました。PR TIMESのprtimes.jpは143回答で全回答の8.7%を占め、通常ドメインでは5位でした。
なお、share.googleは138回答に記録されていましたが、ログから転送先を確認できないため通常サイトのランキングからは除外されています。また、公式ドメインの回答数には、当該サービス以外の調査枠に登場した分も含まれます。株式会社ロックスライフは、企業がAIを通じてどう説明されるかを把握するには、自社サイトとともにWeb上の記述を確認することが一つの手がかりになるとしつつ、今回の結果は第三者サイトへの掲載を増やせばAIの評価や推薦が高まると示すものではないと考察しています。
本調査の詳しい集計結果や分析内容は、調査レポート(https://rocks-life.jp/ai-answer-url-analysis/)で公開されています。
調査概要
- 調査主体:株式会社ロックスライフ
- 調査サービス:AI検索通信簿
- 対象:不動産クラウドファンディング関連10サービス(CAMEL、COZUCHI、GATES、CREAL、トーチーズ、TECROWD、OwnersBook、LEVECHY、利回り不動産、Rimple)
- 対象AI:ChatGPT、Gemini、Google AI Mode
- 記録上の回答日:2026年8月20日〜9月10日(各シートA2の記載)
- 分析・公表:2026年10月
- 分類確認日:2026年10月5日(回答日とは別)
- 調査件数:実収録された各55問・3AI、合計1,650件(調査設計の各サービス65問・3AI、合計1,950件のうち追加10問分の300件は未収録)
本記事は株式会社ロックスライフの発表をもとに作成されています。背景情報として博報堂買物研究所の公表資料を参照しています。
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