賃貸不動産経営管理士試験、約3万人が受験
一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会は11月17日、全国38地域70会場で令和6年度賃貸不動産経営管理士試験を実施した。受験者数は速報値で30,194名、受験率は88.9%だった。
賃貸不動産経営管理士は、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」で、賃貸住宅管理業務を行ううえで設置が義務付けられている「業務管理者」の要件とされた国家資格だ。賃貸住宅管理に関する知識・技能・倫理観を持った専門家として、賃貸不動産の管理を適切に行うことを通じて、賃貸不動産所有者の資産の有効活用、不動産に居住し利用する賃借人等の安全・安心を確保するという重要な役割を担っている。
合格発表は12月26日午前10時に同協議会ホームページで合格者の受験番号を掲示し、合格者には令和7年1月7日に合格通知書を送付する。合格者は、管理業務に関し2年以上の実務経験を有するか、実務経験に代えることができる実務講習を修了のうえ、資格登録手続きを完了することで、令和7年4月1日より賃貸不動産経営管理士の資格者として登録される。